■D1開幕戦でもメガスーパーカーモーターショーでも『ワイスピ祭り』!
・7月19-20日はマリンメッセ福岡でワイスピを熱く語りましょう!
レーシングドライバーの塚本奈々美です。
私の持論ですが、日本の走り屋文化に多大な影響を与えている3大コンテンツは、コミックの頭文字D、ゲームの『ドリスピ』ことドリフトスピリッツ、そして映画では『ワイスピ』ことワイルドスピードだと思っています。シリーズ累計興収は何と5000億円を突破、日本では回を重ねる度に右肩上がりに興収を跳ね上げ、他に類を見ない最強のアクションシリーズへと成長を遂げていますが、その新作「ワイルドスピード・スーパーコンボ」がいよいよ2019年8月2日(金)にロードショー公開されます。
ワイスピ第1作は、2001年のロサンゼルスを舞台に、ドラッグレース(ゼロヨン)に熱中するストリートレーサーたちを題材としたカーアクション映画。
ストーリーの冒頭から初代ホンダシビッククーペが輸送トラックを襲撃。主人公で潜入捜査官ブライアン役のポール・ウォーカーが2代目三菱エクリプスに乗って戦うなど、国産コンパクトスポーツが多く登場。ド派手にバトルするその姿は日本でも大ブームを起こし、街中でもワイスピに影響されたチューニングカーがたくさん現われましたね。
最近作は007も顔負けのカーアクションで大人気のワイスピですが、2013年にポールが事故死。主人公を失ったワイスピはもう観られないのかと思われました。
しかし、途中まで撮影されていた第7作は、ポールの弟であるケイレブとコディが兄の代役をつとめ、あの「スカイミッション」が完成しました。
実はポールが亡くなったのは、自らが創設したチャリティ組織ROWWのイベントの帰り道だったんです。このROWWは、2010年のハイチ地震を機に、ポール自身が、世界で災害が起こった時にいち早く駆けつけるために立ち上げたチャリティ団体。ワイスピは、ポール亡き後も第8作目が製作され大ヒットしていますが、映画だけじゃなく、このROWWも彼の弟コディがその遺志を受け継ぎ、世界各国でチャリティ活動を続けています。
2018年4月15 日には日本でもROWWのチャリティイベントが開催され、ワイスピとポールの大々ファンだった私も参加しました。このイベントにはコディも駆けつけ、ポール・ウォーカー・メモリアルツアー「ドライブ4ポール」(ポールのために)として神戸の街を走りました。世界中のクルマ好きの若者に兄貴分と慕われたポールを偲び、ワイスピの魅力を参加者みんなで語り合いました。
今、ワイスピはド派手なカーアクションはもちろんですが、「ファミリー」が物語に一貫するテーマとなっていて、それがこのシリーズの魅力の一つです。
ROWWの活動でもファミリーのような温かさを感じることが出来ました。ありがとう、ブライアン、ありがとう、ポール。
今回私は世界最高峰のドリフトシリーズ、D1GPのプロモーションディレクターに就任しましたが、その今季開幕戦・筑波大会(6月29日、30日)では、D1GPとワイスピのコラボとして、なんと100人もの人がドリフト走行を味わうという同乗走行イベントも開催。D1大好き、ワイスピ大好きな私としては最高にご機嫌なイベントになりました。
そして、来る7月19日~22日、私がアンバサダーをつとめるメガスーパーカーモーターショーinマリンメッセ福岡でもワイスピとのコラボが実現。新作スーパーコンボでジェイソン・ステイサム演じるデッカード・ショウが駆るマクラーレンS720が展示される予定と聞いて、私も今から楽しみでなりません。
会場ではぜひワイスピについて熱く語り合えたらいいですね。そして、ワイスピが今後も最強のクルマコンテンツとして、皆さんに愛されることを願っています。
(レーシングドライバー・塚本 奈々美)