日産自動車は新型スカイラインがNTTドコモが提供する車内向けインターネット接続サービス「docomo in Car Connect」に対応すると発表しました。新型スカイラインは「プロパイロット2.0」などの新しい技術・機能が満載されていて「docomo in Car Connect」もその1つ。
車内向けインターネット接続サービス「docomo in Car Connect」は、車内においてLTEの高速データ通信をWi-Fiを使って利用できる車内向けインターネット接続サービス。
車載Wi-Fiは、2013年9月にアウディA3スポーツバックに「Audi connect」オプション設定されて以来、ジャガーランドローバーが「Wi-Fiホットスポット」サービスを開始し、フォルクスワーゲンはWi-Fiルーターやスマホのテザリング機能を使う「Volkswagen Car-Net」を導入済み。さらに、トヨタも米国で4G LTEを使ったコネクティビティを開始すると発表済みです。
今回、新たに対応する「docomo in Car Connect」は、新型スカイラインからスタートする次世代の「NissanConnect」が提携する新サービスの1つという位置づけ。
車両に搭載された通信機(TCU)を通じて、スマホやタブレット端末、ゲーム機、ノートパソコンなどの対応端末でWi-Fiが利用できます。用途に合わせ、1日、30日、365日の3パターンの利用期間から選択することが可能で、データ通信量の上限や利用可能データ量超過による通信速度制限などを気にすることなく、動画や音楽、オンラインゲームなどデータ通信量の多いコンテンツを手軽に楽しめるのがポイントです。
音楽をのぞき、動画やゲームなどは「プロパイロット2.0」でハンズオフが可能な新型スカイラインであっても、助手席や後席の乗員向け。それでもとくに小さな子どもがいる家庭などでは大歓迎であるはずで、ミニバンなど採用車種が増えることが期待されます。
(塚田勝弘)
【関連リンク】
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