スーパーGT第4戦決勝が30日、タイはブリーラムのチャーン・インターナショナルサーキットで開催されました。
午前中は雲が空一面を覆い、昨年にもあった熱帯地方特有の激しいスコールも心配されましたが、ピットウォークの行われたお昼頃には青空から強い日差しがコース全体を照りつけ、タイらしい猛暑のなかでの決勝となりました。
現地時間の15時(日本時間の17時)フォーメーションラップからローリングスタートで66周の決勝レースがスタート!4番手スタートの#36 au TOM’S LC500中嶋 一貴選手が前を行く#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-Rフレデリック・マコヴィッキ選手をオーバーテイク。この時点でレクサス勢がトップ3を独占しレースを引っ張っていきます。
7周目には36号車が、ヨコハマタイヤを履く#19 WedsSport ADVAN LC500国本 雄資選手もパスし、ポールポジションからスタートした#6 大嶋 和也選手を射程圏に捉えます。
その後方では3番手となった19号車が、同じヨコハマタイヤを履く#24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-Rヤン・マーデンボロー選手、そして#37 KeePer TOM’S LC500平川 亮選手との3位争いを演じます
随所で激しいバトルが展開される中、各チームがドライバーチェンジのためピットイン。レースも半分を過ぎた37周目、インフィールドの7コーナーでNSX3台の絡むアクシデントがありセーフティカーが導入されます。
SCによって各車のギャップはなくなり、43週目にSCが解除になると、再びレクサス同士のトップ争いが再燃。
20周以上にわたるガチンコバトルは、最後まで首位を譲らなかった山下 健太選手がトップチェッカーを受け、GT500では前日の予選ポールポジションに続き自身初優勝、チームとしては2年連続2位表彰台から3度目にしてポディウムの頂点に立つことができました。
2位には6号車と同じくブリヂストンタイヤを履く37号車ニック・キャシディ選手、3位には19号車坪井 翔選手が入り、前戦鈴鹿に続いてレクサスが表彰台を独占する結果となりました。
この優勝で6号車は1ポイントさながらランキングトップに。ランキング3位までを4.5ポイント差でレクサス勢が独占する形で、今シーズンを折り返す事になりました。
次戦は1ヶ月後となる8月3〜4日、レクサスの本拠地富士スピードウェイにて第5戦が開催されます。シーズン最長500マイルでは、どのようなドラマが待っているのか、そして日産、ホンダの巻き返しにも期待しましょう。
(H@ty)
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