ルノー・カングーが13年ぶりフルモデルチェンジ! 次期型は電動化を加速

●新型カングーはフルEVをはじめPHVをラインナップ

ルノー「カングー」の新型プロトタイプを、カメラが初めて捉えました。

ルノーは、1997年に初代『カングー1』を発売。背の高いラゲッジルーム、ストレージスペースも持ちつつも優れた乗り心地で世界的に高い評価を受け、人気モデルへ成長。日本市場へは2002年に投入されました。

2007年には第2世代となる『カングー2』が発売、多彩なカラーやアイコニックで個性的なデザイン・高い機能性を兼ね備え、引き続き日本でも根強い人気を誇っています。

しかし、シトロエン「ベルランゴ」、プジョー「ビッパー」、VW「キャディー」、フォード「トランジッド」など強力なライバルたちが追従してきており、第3世代へのバトンタッチに期待がかかっています。

捉えたプロトタイプは、開発初期段階のためフルカモフラージュされていますが、そのチャーミングなボディスタイルがキープされていることがわかります。

次期型ではヘッドライトにルノー最新世代のコの字型LEDデイタイムランニングライトが予想されるほか、グリルに2本バーを装備、フロントエアインテークが上下二分割されます。

注目はエキゾーストシステムを持っていない点で、この開発車両がフルEVの可能性があることを示しています。カングーはすでにEVバージョン「カングーZ.E.」を欧州で販売しており、その新型コンセプトが4月に公開されたばかり。カングー次期型は、このコンセプトからインスパイアされたデザインが予想されています。

予想されるパワートレインでは、最高出力80ps、95ps、115psを発揮する1.5リットルdCiディーゼルエンジンのほか、このフルEVをはじめPHVなど電動化が進みそうです。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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