【新車】新型プジョー508SWが日本上陸。ステーションワゴンの常識を打ち破るデザインと高い積載性を両立

●ステーションワゴンの概念を打ち破るスリークなデザインを採用した508SW

2019年3月に上陸を果たしていた新型プジョー・508のセダンに続き、2019年6月27日、ステーションワゴンの新型508SWも発売されました。セダンは4ドアファストバックを採用するなど、Dセグメントモデルの中でも目を惹くスタイリングになっています。

新型プジョー508SWも同様に、ステーションワゴンの概念を打ち破るスリークなデザインを採用。

新型508SWのボディサイズは、全長4790×全幅1860×全高1420mm。全長とホイールベースはセダンと同一ですが、リヤオーバーハングはSW化により40mm延長されています。

これにより荷室容量は先代SWよりも182L増となる530Lにまで拡大していて、セダン(ファストバック)よりも43L容量増となっています。さらに後席格納時は1,780Lとなり、セダン(ファストバック)の新型508よりも243L広くなっています。加えてラゲッジシルはSW化で30mm低くなり、24mmワイドになったことで、積載性を向上するなど、ステーションワゴンに欠かせない荷物の出し入れのしやすさがさらに向上しています。

さらに後席のヘッドクリアランスはSW化で約40mmゆとりが増したそう。なお、ワンタッチフラット機能と電動テールゲート(GT Line、GT)はファストバックと共通の仕様になっています。

パワートレーンはファストバックと同じで、CO2排出量はクラス最小レベルを達成。分厚いトルクが魅力の2.0Lクリーンディーゼルターボの「Blue HDi」は、燃料消費率18.3km/L(JC08モード)・16.9km/L(WLTCモード)を達成。一方のダウンサイジング1.6Lガソリンターボエンジンの「PureTech」は、14.7km/L(JC08モード)・14.1km/L(WLTCモード)となっています。

ボディサイズは新色の「アマゾナイト・グレー(NEW 508 SWのみの設定色)」をはじめ、「アルティメット・レッド」「パール・ホワイト」「ダーク・ブルー」「ハリケーン・グレー」「ペルラ・ネラ・ブラック」「セレベス・ブルー」の7色展開。

価格は、1.6Lガソリンターボを積む「508 SW Allure」が4,420,000円、「508 SW GT Line」が4,840,000円。2.0Lディーゼルターボを積む「508 SW GT BlueHDi」が5,170,000円です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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