【新車】2.9Lツインターボを積むポルシェ・カイエンSクーペの予約受注がスタート

●高い人気を誇る「カイエン」に「Sクーペ」が登場

マカンとともに、日本でも高い人気を誇る、ポルシェのSUVであるカイエン。

3代目となる新型カイエンに、クーペとのクロスオーバーSUVである「カイエンSクーペ」が追加され、2019年6月21日から予約受注がスタートしました。なお、「カイエンクーペ」と「カイエンターボクーペ」の予約受注は、4月22日からすでに開始されています。

カイエンクーペの特徴は、よりシャープになったプロポーションとアダプティブリヤスポイラーと2つのルーフコンセプト、独立式のリヤシートなどからなる個性的なリヤセクションです。カイエンよりも後席は約30mm低くなっています。

2.9Lツインターボエンジンを積むカイエンSクーペは、550Nm/1,800-5,500rpmという分厚いトルクも自慢。2つのターボチャージャーは、V型シリンダーの中央に配置されたことで、エンジンはよりコンパクトになりました。さらに、車両の重心も低くなったことで、横方向のダイナミクスも向上。

燃焼室とターボチャージャーをつなぐ排気経路が短くなったことで、自然なエンジンレスポンスと素早い加速が可能になったそう。トランスミッションは8速Tip-Sを搭載。

エクステリアは、後方に傾斜する急勾配のルーフラインが印象的で、固定式のリヤスポイラーによりスポーティクーペのようなたたずまいを実現。浅く傾斜したフロントウインドウとAピラーにより、ルーフエッジはカイエンよりも約20mm低くなっています。

さらに、すべてのカイエンクーペにおいて、固定式リヤスポイラーが「ポルシェアクティブエアロダイナミクス(PAA)」の一部であるアダプティブリヤスポイラーとともに装備されています。 「PAA」のスポイラーは、90km/hを超えると、135mmまで展開してリヤアクスルへの接地圧を高め、車両のアジリティも向上させるとしています。

カイエンSクーペの価格は、14,080,000円。なお、3.0L V6ターボを積むカイエンクーペは11,150,000円、4.0L V8ツインターボを積むカイエンターボクーペは19,740,000円です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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