【新車】ボルボ・V60クロスカントリーが一部改良。「360°ビューカメラ」の標準化など安全装備を強化

●V60クロスカントリーの使い勝手をさらに向上。「360°ビューカメラ」が標準装備化

ボルボのミドルサイズクロスオーバーのV60クロスカントリーが一部改良を受けました。ステーションワゴンのV60をベースに、最低地上高を65mm高くした同モデルは、乗降性や積載性などのワゴンの使い勝手の良さを損なわず、SUVの悪路走破性などの機動力を加えたモデル。

今回の一部改良では、これまで上級グレードの「T5 AWD Pro」に標準装備されていた「360°ビューカメラ」が、ベースグレードの「T5 AWD」にも標準化。

「360°ビューカメラ」は、車両の周囲に装備されている4つのカメラを使い、真上から見下ろしている映像を作成し、センターディスプレイに表示する機能です。

自車と周囲との位置関係をひと目で確認することができ、障害物の有無などの周辺状況を把握しやすくなります。リバースギアにシフトすることで、センターディスプレイに360°ビューの映像を表示できるほか、ステアリングホイールの操作に応じて自車の予想進路をガイドラインで案内するリヤビューカメラの映像を表示することも可能。

また、後方の死角から近づく車両を知らせる運転支援機能 「BLIS(ブラインドスポット・インフォメーション・システム)」にステアリングアシスト機能が追加されています。

車線変更や自車線からの逸脱により、隣接車線の後方を走行する車両と衝突する危険が生じた際、ステアリングを修正し、衝突回避をアシスト。さらに、車線を維持するためにステアリングを穏やかに自動修正し、車線の中央を保持できるよう支援する「パイロット・アシスト(車線維持支援機能)」に、ステアリングホイールの微振動により運転者に一時解除を知らせる新機能も加わっています。

価格は「V60 Cross Country T5 AWD」が549万円、「V60 Cross Country T5 AWD Pro」が649万円です。

(文/塚田勝弘 写真/塚田勝弘、ボルボ)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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