3.5L V6エンジンの最高出力は318ps/6400rpm。最大トルクは38.7Kg・m/4800rpm。
このエンジン、そのサウンドをがんがんにアピールしてきます。発進直後の低速領域からでもほんの少しアクセル踏み込むとグゥォオオ!とうなり声を上げるのです。
同時にトルクも大きく出てきますので加速力は十分以上。
近年は絶対数が減っている自然吸気の大きめ排気量エンジンは、独特の重厚感を保ちながら回転数を上げていくところが見どころです。
サスペンションはフロントがダブルウィッシュボーン、リヤがマルチリンクとなっています。マイナーチェンジを機に改良型のショックアブソーバーが採用されたり、より高い剛性のブッシュが装着されたことにより各部が洗練されています。
またLDH(レクサス ダイナミック ハンドリングシステム)というものが採用されています。これは可変ギアレシオを採用したステアリングシステムと、後輪操舵等を組み合わせたもの。
本来は高速コーナリング時のスタビリティを向上させるものですが、低速でもステアリングを切った際の最初の車体の反応の敏感さから「これは4WSが効いてるのかも」と思わせてくれる、いい意味での違和感がありましたよ。
(写真・動画・文/ウナ丼)