温暖化対策が進む欧米でEVの普及が着実に進みつつあるようです。
環境への意識が高いノルウエーではEVを中心としたゼロ・エミッション車の普及が進んでおり、中でも今年に入って同国で販売が開始された米テスラ社の「モデル3」の販売が好調のようで、エンジン搭載車(ガソリン・ディーゼル)の販売が伸び悩んでいる状況。
と言うのも、同国では2025年までにガソリン車やディーゼル車の販売を禁止する方針を打ち出しており、加えて電動車の販売促進に向けた各種方策(税免除・通行料割引等)を講じているため、EV普及率が全体の半数を超えるなど、突出している状況。
近年ではガソリンが安い米国でもEVの普及が進みつつあるようです。
またイギリスやフランスなど、その他の国でもノルウエーに続いて政府が具体的な方針を打ち出して本腰を入れ始めているようで、こうした政治的な動きがゼロ・エミッション化を加速させる起爆剤となっている模様。
こうした世界情勢を踏まえると、ゼロ・エミッション車の開発に長けた日本においても今後、EV・FCV比率の向上が求められる可能性が高そうです。
(Avanti Yasunori・画像:TESLA)
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