「Mazda3」がいよいよ登場。注目の「スカイアクティブ-X」は10月販売開始【新型Mazda3発表】

●価格帯は218万1000円〜362万1400円。MAZDA3が登場

マツダの第6世代商品群と位置づけられ、2012年2月に発売された初代CX-5の登場から約7年。いよいよ第7世代の第1弾である「MAZDA3」が登場しました。

2019年1月の東京オートサロンで日本初公開され、大いに注目を集めた「MAZDA3」は、Cセグメントモデルであるアクセラの後継モデルになります。

ボディサイズは、ファストバックが全長4660×全幅1795×全高1440mm、セダンが全長4660×全幅1795×全高1445mm。

最大の魅力はエクステリアデザインで、最新世代にふさわしく深化した「魂動デザイン」コンセプトのもと、ファストバック(ハッチバック)とセダンのデザインを明確につくり分けています。

搭載されるエンジンは全4タイプ(ファブリック・セダン共通)。1.5L直列4気筒直噴ガソリンの「SKYACTIVE-G 1.5」、2.0L直列4気筒直噴ガソリンの「SKYACTIVE-G 2.0」、1.8Lの直列4気筒直噴クリーンディーゼルの「SKYACTIVE-D 1.8」、そして「SPCCI(火花点火制御圧縮着火)」の2.0L「SKYACTIVE-X」が用意されています。

トランスミッションは、111PS/146Nmの1.5Lガソリンが6MTと6AT、156PS/199Nmの2.0Lガソリンが6AT、116PS/270Nmの1.8Lディーゼルが6AT、2.0Lの「SKYACTIVE-X」は6ATと6MTを設定。

なお、2.0L「SKYACTIVE-X」のボディサイズ、エンジンスペックなどは現時点で未定となっています。

技術面の見どころも満載で、新世代車両構造技術である「SKYACTIVE-VEHICLE ARCHITECTURE」により、人が歩いている歩行状態を理想的な運転姿勢と定義することで、シートをはじめ、ボディやシャーシ、タイヤまで連携させたコンセプトを採用。

ほかにも、「G-ベクタリング コントロール プラス」に、ブレーキによる車両姿勢安定化制御(直接ヨーモーメント制御)を追加することで、操縦安定性を引き上げたとしています。

ほかにも、乗り心地や静粛性の改善、新開発のオーディオシステムである「Mazda Harmony Acoustic(8スピーカー)」、BOSEと共同開発された「Boseオーディオシステム(12スピーカー)」によるサウンドも魅了。

両オーディオともに試聴する機会がありましたが、両者ともにハイレベルの心地よいサウンドを楽しめるのは間違いありません。こちらは別の記事で詳しくご紹介します。

操作性では、マツダコネクトの刷新、先進安全技術である「i-ACTIVESENSE」用に搭載されているセンサーやレーダー、カメラからの情報を連携させることにより、協調制御の精度や性能向上が図られています。

ハッチバックの価格は1.5Lガソリン搭載車が218万1000円〜250万6080円。2.0Lガソリン搭載車が247万〜271万9200円。1.8Lディーゼルが274万〜322万1400円。2.0Lの「SKYACTIVE-X」が314万〜362万1400円。

セダンは2.0Lガソリンが247万〜264万9000円。1.8Lディーゼルが274万〜315万1200円。2.0Lの「SKYACTIVE-X」が314万〜355万1200円です。

なお、「SPCCI(火花点火制御圧縮着火)」を採用した「スカイアクティブ-X」は7月予約開始予定、10月販売開始予定となっています。

(文/塚田勝弘 写真/井上 誠)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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