【新車】売れ筋SUVのプジョー3008と3列シートSUVのプジョー5008のガソリンエンジンが改良。トランスミッションも8ATに進化

●改良型エンジンと8速ATで環境性能が向上したプジョー3008と5008

2019年5月21日、プジョーブランドのSUVである「3008」と「5008」に改良型のガソリンエンジンと電子制御8速ATが搭載され、「3008 Allure(アリュール)」「3008 GT Line」「5008 Allure(アリュール)」として設定されました。

今回の改良によりプジョー3008と5008は全車8速AT化されたことになります。

プジョー3008は、同ブランドの新世代SUVとして2017年3月にデビューし、日本国内のプジョーの販売を牽引する存在にまで成長。都会的な洗練されたスタイリング、パワフルかつ省燃費な走り、先進安全装備、そして乗り心地の良さなどが高い評価を集めています。

また、3列シート7人乗りSUVであるプジョー5008は、ミニバンに変わる新たな選択肢としても市場の注目を浴びています。プジョー3008と5008の両SUVは、プジョーの日本市場においてもっとも販売比率の高いモデル。2018年の実績で3008が25%、5008で19%を占めています。

今回、プジョー3008と5008に搭載されたのは、1.6Lの「PureTech」ガソリンエンジンに改良が施され、欧州新排ガス規制Euro6.2に対応したもの。ガソリン微粒子フィルタが搭載されたことで、排出ガスのクリーン化、さらにはフリクションの低減、電子制御ウエストゲートバルブの採用により、さらなる高効率化とハイレスポンス、スムースな吹け上がりを実現。

8速ATの「EAT8」はアイシンAWと共同開発され、3つのドライブモードを選択可能。エコモードはエアコンの最適化、フリーホイール機能により燃費走行に貢献します。通常モードはシフトタイミング、ドライバビリティ、コンフォートの最適化が図られます。そしてスポーツモードは、シフトアップポイントの高速化、アクセルレスポンスの向上、ステアリングフィールの変更となっています。

とくにエコモード時は新しく搭載されたフリーホイール機能で、走行条件が合えば、アクセルオフ時にクラッチを切り燃費改善を果たします。

また、「3008 GT BlueHDi」「5008 GT BlueHDi」において約70%という高い装着率となっている「ファーストクラスパッケージ(30万円/税込)」が「3008 GT Line」と「5008 Allure」にも設定されています。同パッケージには、運転席メモリー付き電動シート&マルチポイントランバーサポート、前席シートヒーター、パノラミックサンルーフ、360°ビジョンを用意。

価格は「3008 Allure」が3,670,000円、「3008 Allure LED Package」が3,850,000円、「3008 GT Line」が4,090,000円。3列シートの「5008 Allure」が4,140,000円です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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