●見た目は変なEクラス、中身は新型SL!?
謎のメルセデスベンツ「Eクラス」開発車両をカメラが捉えました。端に切り詰められたホイールベースから、まるで「ミニEクラス」のようですが、実はオープンスポーツカー「SL」次期型のテストミュールといいます。
目撃したプロトタイプは、フロントマスクはEクラスですが、バンパーにカナード、セダンより広いトラックを示唆するフェンダーフレアを装備し、リアドアがショートカットされています。
さらに巨大なブレーキ、キャビン内にはロールケージが見てとれ、2ドアスポーツの開発車両と予想されますが、SL次期型ならば、現行モデルのテストミュールを使用しないのか疑問に思うかもしれません。
これは次期型では格納式ハードトップを捨て、2シーターから2+2レイアウトが予想されているため、Eクラスを選んだと思われます。これにより、BMW8シリーズやポルシェ911カブリオレとの競争力を高めるはずです。
次期型SLのパワートレインでは電動化が進みます。最高出力370psおよび436psを発揮する2種類の3.0リットル直列6気筒ターボチャージャーエンジン+電気モーターのEQブーストをラインアップ。同ブランドでは、フルEVに「EQ」、プラグインハイブリッドには「EQパワー」、高性能ハイブリッドは「EQパワー+」、そして最もマイルドなハイブリッドが「EQブースト」の名称が与えられています。
トップモデルには、最高出力630psを発揮する4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジン搭載の「SL63」などが予想されていますが、ワールドプレミアは、最短でも2021年になるでしょう。
(APOLLO)