日産の北米最高マーケティング責任者・ナタリー・ロー氏は、自動車情報サイト「Motor1.com」のインタビューにて、「GT-R」および「フェアレディZ」の次期型は単独で開発する意向を示唆しました。
同氏は、「我々はルノー・日産・三菱アライアンスと協力している。1回限りの共同プロジェクトは1つのことだが、日産はファミリーの中で開発を維持していく」と語っており、それら以外の企業との共同開発は検討していないことを明確に示しました。
自動車メーカー、特に日本ではニッチなスポーツモデル開発にあたり、他メーカーとの提携の必要性をいています。トヨタ「86」とスバル「BRZ」、マツダ「ロードスター」とフィアット「124スパイダー」、トヨタ「スープラ」とBMW「Z4」、スポーツカーではありませんが、ホンダはGMと水素燃料電池技術の開発や自動運転技術のための覚書を締結しています。
しかし、同社の製品スポークスマンであるカイル・トレンス氏が「日産は、スポーツカーのDNAが自社の伝統にある」述べているように、独自の考えも持っているようです。
今回のインタビューにて、両モデルの電動化には言及していませんが、ロー氏は両スポーツモデルの電動化に好意的な愛好家が多数いることを認めているようです。
いずれにしても、GT-R及びフェアレディZ次期型が発売されることは間違いありません。しかし、発売時期は未定のため、我々は首を長くして待つ必要があるかもしれません。
(APOLLO)