スマホ時代でも変わらぬ人気のポータブルナビ・パナソニック「ゴリラ」。最新作の注目点は?

●リアルな地図画面、安心・安全機能、充実の渋滞回避力が自慢

スマホのナビ・アプリの普及に伴い、固定型(装着型)のナビゲーション以上に急速に市場が縮小しているのPND(ポータブルナビゲーション)。そんな中、ポータブルナビゲーションの中でも長い歴史を誇るパナソニックの「Gorilla(ゴリラ)」は、大きく落ち込むことなく販売台数を維持しているそうです。

人気の秘密は、高い精度を誇る自車位置、分かりやすい案内画面など、固定型ナビゲーションに迫る性能であり、近年は、一時停止の標識見落としを防ぐ安全・安心機能も搭載。

6月上旬発売の2019年モデルは、最新の2019年度版地図が搭載されたほか、よりリアルな交差点拡大図など、地図画面の見やすさも向上しています。また、渋滞回避や安全・安心機能も搭載されています。

具体的には、最新の2019年度版地図を搭載することで、東京オリンピックに向けて増えている新規開通道路などに対応。さらに、誘導カラーレーンまでリアルに再現された交差点拡大図などがさらに拡充しています。「CN-G1300VD」には、3年間の無料地図更新も付いてきます。

安全・安心面では、「安全・安心運転サポート」機能の搭載により、中高年や運転が苦手なドライバーのヒヤリハットを未然に回避。初めて走る道の一時停止や制限速度などの見落としがちな道路標識情報を事前に知らせることで、注意喚起を促します。

渋滞回避力も強化。交通情報サービス「VICSWIDE」に対応。最新の交通情報をもとに、渋滞を回避するルートを自動で探索・案内する「スイテルート案内」が「CN-G1300VD」に搭載されています。

自車位置精度の高さも美点で、GPSなどの測位衛星とジャイロからの情報をもとに、より正確に現在地を測位する「Gロケーション」が搭載されています。複雑化する都市部の道路網でも高いナビゲーション精度を実現。GPS衛星に加え、ロシアの衛星「グロナス」と日本の準天頂衛星「みちびき」からの信号も現在地測位に活用されていて、衛星信号が届きにくい場所では、独自開発の「Gジャイロ」で継続測位が可能としています。

ラインアップは、全3タイプ。7V型モデルの「CN-G1300VD(道路マップ無料更新、VICS WIDE対)」、「CN-G730D」は、高級感あるシルバーフレームと両端を絞ったスタイリッシュな薄型ボディを採用。

コンパクトな5V型モデル「CN-G530D」は、軽自動車やコンパクトカーなどのインテリアにもフィットするように丸みを帯びた優しいデザインになっています。

価格はオープンで、7V型の「CN-G1300VD」は6万5000円前後、7V型の「CN-G730D」が5万4000円前後、5V型の「CN-G530D」は3万9000円前後となっています。

(文/塚田勝弘 写真/塚田勝弘、パナソニック)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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