3世代目のZ31型にチューニングしたRB26DETTをスワップ。R32GT-R用リヤメンバーを移植してハイパワー化に対応。なんとエアコンもしっかり使えるとか!
80年代に人気だったKaminari製エアロをまとったZ31型。しかもベースは日産自動車50周年を記念したアメリカでの限定車で、リヤのオーバーフェンダーが特徴です。
前後のオーバーフェンダーやリップスポイラーが印象的なZ31には、スカイラインGT-R用のRB26DETTエンジンが載せられていました!
よくオリジナルを残しているZ32型最終モデルかと思いきや、ドアをシザースタイルに変更しています! 90年代当時はシザードアのキットがあったものですが、こういう意外性がイイ。
Z32型といえば国産初の280psマシンですが、こちらはスカイラインGT-R用のRB26DETTをチューニングしてスワップ。改造するなら純正のVGよりRBエンジンが有利なのです。
こちらもRBスワップかと思ってエンジンルームを見れば、なんとトヨタの名機2JZが載っていました。チューニングベースとして大人気のエンジンだから、メーカーさえ気にしなければ面白いクルマになるのです。
おとなし目に見えるZ32ですが、よく見れば前後に初代S30風のオーバーフェンダーを装着しています。やっぱりZといえばこのスタイルにトドメをさすのです!
Z33型350ZのVQ35エンジンをフルチューン。ブロックを補強して264度VVTi付きカムシャフトやTD06SHタービンを2基装着。エンジン搭載位置まで変更したモンスター!
カスタムペイントショップの飴色工房が持ち込んだ、まるで戦闘機のようなリベット模様にされたZ33型。これに追いかけられたら逃げ出したくなります。
テレビでも紹介されたことがある、人工芝をボディに貼り込んだZ33型も参加。人と同じじゃ納得できない人にピッタリのカスタム。
この日参加したクルマの中で、恐らく最も低い車高だったZ34型。大胆なボディワークですが、段差があったら乗り越えられないほど。
意外にも少なかったのが痛車。会場では唯一と言ってよかったのがこのZ34型です。フェアレディZ乗りには痛車はあまり人気がないのか、それほど注目されていなかったのが不思議。
(文/写真 増田 満)