F1経験ドライバーが4人! 日本最高峰レース「スーパーGT」とは?【SUPER GT Rd3 SUZUKA300kmの魅力1】(PR)

●スーパーGTが鈴鹿サーキットにやってくる!

2019年5月25日(土)、26日(日)に三重県鈴鹿サーキットで「SUPER GT Rd3 SUZUKA300km」が開催されます!

何を隠そう私は2009年F1チャンピオン、ジェンソン・バトンの大ファン。昨シーズンからスーパーGTにフル参戦しているバトンを応援するため、私もスーパーGT観戦デビュー。全8戦中4戦観に行くほど、がっつりはまってしまいました。

ということで「SUPER GT Rd3 SUZUKA300km」の魅力を全3回にわたり紹介していきます☆

●スーパーGTとは?

レーシングカーと聞いて、皆さんはどのような姿を思い浮かべますか? F1のようなタイヤがむき出しで運転席に屋根がない「フォーミュラカー」? それとも普段街で見かける運転席が屋根で覆われた「箱(ハコ)型」?

スーパーGTは後者「箱(ハコ)型」のマシンで、市販の車(もしくは市販予定の車)をルールに従って改造したレーシングカー(GTカー)で争うレースです。

”GT”とはグランドツーリングの略で、長距離を高速で走るのに適したクルマのことをいいます。スーパーGTは2人のドライバーが交代でドライブするため、スタートドライバーはどちらなのか、交代のタイミングなどレースの勝敗を分けるポイントがいっぱい!

またF1などのフォーミュラカーレースでは1台のマシンを1人のドライバーが操るため、チームメイトバトルが勃発することもあります。しかしスーパーGTは2人のドライバーが1台のマシンを協力してゴールまでもっていくため、チームの団結力が見ている側の心を熱くしてくれるんです。

●オーバーテイクシーンがたくさん!

スーパーGTは性能差のあるGT500とGT300のふたつのクラスに分かれており、最高峰クラスのGT500クラスは日本を代表する3つの自動車メーカー車両(ホンダNSX-GT、レクサスLC500、ニッサンGT-R)が参戦。GT300クラスは、国内外のより市販車に近い車両でのバトルが見もので、初参戦で注目を集めているマクラーレン(720S GT3)など海外メーカーのクルマも数多く参戦し、両クラスの総合計台数は44台!

混走でレースが行われるのであらゆる所でオーバーテイクが発生し、長距離レースでも一瞬たりとも目が離せません。

ちなみにマシンの見分け方は、ヘッドライト、ゼッケン、フロントウィンドウステッカーの3カ所。GT500クラスが透明もしくは白、GT300クラスは黄色で色分けされています。この2クラスのマシンを見分けられるようになると、レースが更に面白くなりますよ。

●「ウエイトハンデ」で最終戦までチャンピオン争いが続く

スーパーGTを観始めてまず驚いたのが「ウエイトハンデ」。なんと前戦でポイントを獲得しているクルマは次のレースでウエイトを積むことが義務付けられているのです!

これは1台だけ勝ち続けるとチャンピオンシップ争いのおもしろさに欠けることから決められたルールで、ウエイトを積んだクルマは加速しにくく、止まりにくい状況に。「SUPER GT Rd3 SUZUKA300km」では開幕戦、前戦の結果によりチームによってウエイトの重さが変わってくるので、その中でどう戦っていくかも見物です。

この「ウエイトハンデ」により、スーパーGTは最終戦まで激しいチャンピオン争いが続きます(F1は最終戦を迎える前にチャンピオンが決定することもしばしば・・・)。

昨シーズンはバトンの所属するTEAM KUNIMITSUと2017年チャンピオンLEXUS TEAM KeePer TOM’Sが最終戦を同ポイントで迎え、”先にゴールしたほうがチャンピオン”というファンとしては手に汗握る展開に。レースではファイナルラップまで接戦が続き、夢中になりすぎて一度も飲み物を口にせずレース終了後に喉がカラカラになったほど、私の中で忘れられない一戦になりました。

この記事の著者

yuri 近影

yuri

2006年のF1日本GPを観に行ってから、どっぷりF1&ジェンソン・バトンにはまってしまったF1女子。F1が大好きですが、車の運転は下手(小林編集長お墨付き)、メカニズムも苦手、だけどドライバーの知識と愛だけは自信あり! もっと気軽にF1を楽しんでもらいたい、好きになってもらいたいという気持ちで執筆活動をしています。
趣味はバトンの追っかけと、F1海外観戦。現在は新米ママとして子育てに奮闘しながら、のんびり記事を更新中。あたたかーい目で見守っていただけると嬉しいです。
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