2019年後半にデビューすることを発表しているベントレーの4ドアサルーン、「コンチネンタル フライングスパー」の次期型に設定されるPHEVモデル開発車両をカメラが捉えました。
充電中を激写したプロトタイプは、右側の給油口とは別に左リアクォーターパネルに充電口が見えるため、電動モデルであることは間違いありません。「フライングスパー」は、1957年に2ドアクーペ「Sタイプ コンチネンタル」派生モデルとして誕生し、1966年まで製造されました。その後2005年に復活し、世界最速の4ドアセダンとして人気を博していますが、電動化は初めてとなります。
内燃機関版の新型「フライングスパー」はプラットフォームにパナメーラと共有する「MSB-F」プラットフォームを採用し、ホイールベースが延長される可能性が高いです。パワートレインは最高出力500psを発揮する4リットルV型8気筒ターボエンジや6リットルW12型エンジンがラインアップされると予想されています。
対してPHEV版のパワートレインは、ポルシェ「パナメーラE-ハイブリッド」から流用される2.9リットルV型6気筒ターボチャージャー+電気モーターで、最高出力は462psを発揮します。またハイエンドモデルには「パナメーラTurbo S E-ハイブリッド」から移植される4リットルV型8気筒+電気モーターが搭載され、最高出力は680psを発揮。同ブランド最強PHEVであると共に、世界最速の4ドアPHEVの誕生となります。
内部は撮影されていませんが、最新世代のインフォテインメントシステムを搭載、半自動運転機能など「パナメーラ」から多くの新しい技術が投入される予定です。
ワールドプレミアの場は、2019年9月のフランクフルトモーターショーと予想されています。
(APOLLO)