やってよかった!いざという時の急ブレーキ体験【MOTOR SPORT JAPAN2019】

●「アリさんブレーキ」って?

そしてこの講習では急ブレーキとは正反対の操作、アリが歩くようなスピードで走る「アリさんブレーキ」も教えてもらえました。

オートマチック車に乗ると誰もが経験のある、ブレーキペダルを離すとアクセルペダルを踏んでいなくても時速10キロ程のスピードで車体が進むクリープ現象。「アリさんブレーキ」はクリープ現象をブレーキペダルで押さえながら時速2~3キロ(歩くスピードくらい)で走るのですが、これが意外と難しい!

急ブレーキスタート地点まで「アリさんブレーキ」で走行するも、「速い、速い」と何度も注意されちゃいました。でも、だんだん感覚が分かってきて、できるように☆

これがスムーズにできれば車庫入れ、縦列駐車、狭い道でのすれ違いなどが自信を持って行えるようになるそうです。

●いよいよ急ブレーキ体験!

さぁ、いよいよ急ブレーキ本番。スタート地点からブレーキ地点のカラーコーンまで一気に加速します。

勢いよくアクセルペダルを踏んでみるも、普段の運転で急加速をしないため、ちゃんと止まれるか不安になりカラーコーンの手前でブレーキを踏んでしまうというアクシデントが発生(汗)。クルマは止まったものの、ABS作動時のガタガタガタという振動が感じられません。

自分では踏み込んでいるつもりでしたが、「全然弱いよ。もっと上から何かを踏み潰すみたいに、思いっきり踏まないと」とアドバイスを受けます。何度かチャレンジしましたが、なかなか上手くできない…。

そして最後の走行。「くやしい、このやろ~!」と感情のままに踏み込んだらようやくABSが作動しました! やったー!!

それでもまだ踏み込む力が甘いそうですが、この感覚を体験したかしてないかで、いざという時に全然違うのだそうです。

もちろんいざという時が起こったら困りますが、クルマを運転している以上起こりうる可能性はゼロではないですよね。今回体験させてもらって本当によかったです。ありがとうございました!

(写真:clicccar編集長・小林和久、文:yuri)

この記事の著者

yuri 近影

yuri

2006年のF1日本GPを観に行ってから、どっぷりF1&ジェンソン・バトンにはまってしまったF1女子。F1が大好きですが、車の運転は下手(小林編集長お墨付き)、メカニズムも苦手、だけどドライバーの知識と愛だけは自信あり! もっと気軽にF1を楽しんでもらいたい、好きになってもらいたいという気持ちで執筆活動をしています。
趣味はバトンの追っかけと、F1海外観戦。現在は新米ママとして子育てに奮闘しながら、のんびり記事を更新中。あたたかーい目で見守っていただけると嬉しいです。
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