●誕生から20年を迎えたアウディ・TTがさらなる進化を遂げる
2019年4月24日、アウディTT/TTSのマイナーチェンジが発表されました。「TT Coupe 40 TFSI」は5月9日、「TT Coupe/Audi TT Roadster 45 TFSI quattro」、高性能バージョンの「Audi TTS Coupe」は6月10日から発売されます。
1998年登場の初代は、アウディA3(VWゴルフ)のプラットフォームを使いながらも近年のクーペモデルの中でも印象に残る外観、スポーティで高い質感を実現した内装などにより一気に人気モデルになりました。
初代TTシリーズの日本導入が開始されてから20年が経った今年、アウディのアイコン的存在として個性を放つ外観デザインをよりスポーティに変更。FFのエントリー仕様の「Audi TT Coupe 40 TFSI」は、エンジンパワーを強化、装備も充実化させるなど、3代目のアウディTTシリーズの大幅なアップデートを行っています。
日本に導入されるのは、「TT Coupe 40 TFSI」と「TT Coupe/Audi TT Roadster 45 TFSI Quattro」、高性能仕様の「TTS Coupe」の4モデル。スポーツモデルにふさわしく軽量かつ高剛性なアルミニウムとスチールの複合構造ASF(アウディスペースフレーム)のボディに、全車ターボ付2.0L直噴ガソリンエンジン(2.0 TFSI)が搭載されています。
中でも、FFエントリー仕様の「TT Coupe 40 TFSI」の最高出力は、従来比+17PS/+70Nmの197PS/320Nmまで引き上げられています。スタンダードモデルの外観は、従来の「S lineエクステリア」のデザインが採用され、バンパー、サイドスカート、リヤディフューザーの意匠が変更されています。また、シングルフレームグリルは。マットブラックペイントの立体的な3Dハニカムメッシュグリルになり、アウディR8のエッセンスも盛り込まれたスポーティな造形になっています。
「TTS Coupe」とオプションの「S lineパッケージ」装着車もバンパー、サイドスカート、リヤディフューザーのデザインを一新。テールライト下にはエアアウトレットを模したデザインエレメントが追加されています。シングルフレームグリルは「S lineパッケージ」装着車はグロスブラックペイントの立体的な3Dハニカムメッシュグリルになり、「TTS Coupe」は専用のアルミルックインサート付きマットブラックペイント仕様になります。
内装では、「S lineパッケージ」装着車のみに設定されていた「エクステンデッドアルミニウムルックインテリア(ウインドウスイッチ/ペダル)」が、オプションの「スタイルパッケージ(40 TFSI)」や「コンフォートパッケージ(45 TFSI quattro)」に新設定されています。
また、レザーパッケージにはドアアームレストやセンターコンソールも同色となる「カラーエクステンデッドレザー」が新採用(45 TFSI quattro/TTS Coupe)されています。「S lineパッケージ」装着車は、シートをSスポーツシートに変更。表皮素材は、アルカンターラとレザーの組み合わせで、ダイヤモンドステッチが配されることで、スポーティさ、プレミアム感を大幅に向上したとしています。
ボディカラーは、「ターボブルー(S lineパッケージ/TTS Coupe専用)」「パルスオレンジ」「コスモブルーメタリック」の3種類の新色を追加。TTシリーズの個性的なデザインをより引き立てるとしています。
価格は、197PS/320Nmの「TT Coupe 40 TFSI」が4,790,000円、230PS/370Nmの「TT Coupe 45 TFSI quattro」が5,990,000円、230PS/370Nmの「TT Roadster 45 TFSI quattro」が6,150,000円、286PS/380Nmの「TTS Coupe」が7,990,000円です。
(塚田勝弘)