FFになっても「駆け抜ける歓び」は健在! BMW・新型1シリーズの最強ホットハッチをキャッチ!

●新型BMW・1シリーズの最強モデルがニュルでテスト

BMWのエントリーハッチバック新型「1シリーズ」に設定されるハイパフォーマンスモデル「M135i」の市販型プロトタイプが、ニュルブルクリンクで高速テストを開始しました。

キャッチした開発車輌はメッシュのキドニーグリル、新デイタイムランニングライトを備えるフルLEDヘッドライト、フロントスプリッター、シャープにつり上がる大型のコーナーエアインテークの形状まで露出しています。リアエンドでは、ディフューザーに統合されたツインエキゾーストパイプ、L字に点灯するテールライト、バンパーサイドにはエアアウトレットなどアグレッシブな姿が見てとれます。

室内では、ブルーに光るアンビエント照明システムを備えたファンキーなドアトリムを装備し、コンパクトモデルながらもゴージャス感がアップされています。またコックピットには、ワイドなインフォテインメントディスプレイ、その下にツインレジスター、スイッチ類を配置されるほか、ギアシフターやiDriveコマンドダイヤルなど「3シリーズ」新型と酷似したレイアウトが確認できます。

パワートレインは、2.0リットル直列4気筒ツインターボ・ガソリンエンジンを搭載し、最高出力は306psが予想されています。プレミアムFRハッチバックとしてBMWらしいスポーツ性能が売りだった1シリーズですが、新型ではFFになることが決定しており一部ファンが落胆していると伝えられます。

しかしBMWでは、「かなりダイナミックな内部空間を提供しつつ、コンパクトクラスの最高レベル・ドライビングを可能にする」と主張しているとおり、ニュルでも安定した高速性能を発揮していたようです。

「1シリーズ」新型のワールドプレミアの場は9月のフランクフルトモーターショーが有力ですが、そのまえにオンラインデビューも予想されます。「M135i」のデビューは2020年3月のジュネーブモーターショーとなりそうです。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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