●新型モデルが登場したからこそ注目したい中古車市場。活発な動きを見せたのは?
新型車の登場やフルモデルチェンジが行われると、俄然活気が出るのが中古車相場です。今回は約3年ぶりに復活したトヨタRAV4のライバル車となる国産ミドルサイズSUVの中古車相場の現状を紹介しましょう。
まずは、同じトヨタブランドのハリアーです。アウトドアユースの強いRAV4に対してハリアーオンロード重視のユーザーが中心のモデルです。
2013年に登場した現行型ハリアーの中古車の流通台数は約2200台と豊富です。流通台数が右肩上がりで増えていることもあり、中古車の平均価格は3カ月前の291万円から現在は280万円と11万円の値落ちを記録しました。グレードでは2Lガソリンエンジンを搭載したエレガンスとプレミアムが500台で拮抗しており、装備の充実したプレミアムが狙い目です。
続いてはハリアーと同じ2013年に登場した日産・エクストレイルです。インテリジェントライドコントロールやインテリジェントエンジンブレーキといったシャシー制御をはじめ、高速道路を走行する際にドライバーの負担を軽減するプロパイロットなど先進装備満載のモデルです。
現在、現行型エクストレイルの中古車は約2150台流通していて、こちらも増加中。それに伴って平均価格は3カ月前の212万円から202万円へと10万円値落ちしています。2Lガソリン車の20X4WDエマージェンシーブレーキ装着車5人乗りで価格帯は100万〜280万円。一方のハイブリッド車は20Xハイブリッドエマージェンシーブレーキ装着車でこちらの価格帯は170万〜291.5万円。100万円台でハイブリッド車が狙えるのは魅力です。