メルセデス・ベンツ 新型CクラスのPHEVモデルを初スクープ!EV走行距離は驚異の100km

●かつてない進化を遂げる? 新型CクラスのPHEVモデルをキャッチ

メルセデス・ベンツが開発を進める新型「Cクラス」に設定されるPHEVモデルを初めてスクープに成功しました。

フィンランド北部の山中で捉えた開発車両はベースモデル同様のヘビーカモフラージュをまとっています。現行PHEVモデル「C350e」では、リアバンパーに充電ポートがありますが、新型では左側面リアフェンダーに移動されているのが見てとれます。

予想されるパワートレインは、直列4気筒ガソリン/ディーゼル、直列6気筒ガソリン/ディーゼルエンジンを搭載。目玉は直列4気筒エンジン+電気モーターのプラグインハイブリッドで、EV走行だけで100kmと噂されています。現行「C350e」のEV走行は28.6km、BMW「3シリーズ」新型のプラグインハイブリッドのEV走行が50kmから60kmと予想されているので、事実なら驚異的な進化となります。

次世代型では、軽量に特化した「MRA2アーキテクチャ」(メルセデス・リアホイール・アーキテクチャの第2世代)を採用し、同ブランド「EQ」シリーズに採用される「EVA」(電気自動車アーキテクチャ)と一部のコンポーネントを共有します。ボディサイズは、現行モデルとほぼ同サイズが予想されていますが、最新情報ではホイールベースが延長される可能性があるようです。

運転支援システムでは「Sクラス」の「リモートパーキングアシスト」搭載が予想され、ドアの開け締めが困難な狭いスペースに駐車する時など、乗り降りが楽になります。

コックピットにも革命が起きます。MBUXを搭載するディスプレイは、2つのスクリーンが並ぶレイアウトから、アウディ「A8」のような30cmフラットディスプレイ、あるいは、先日スクープに成功した「Sクラス」コックピットのように、大型のタブレットタイプのディスプレイが搭載されるかもしれません。

かつてない進化が見られそうな次世代型のワールドプレミアは、2020年内が予想されています。

(APOLLO)

この記事の著者

APOLLO 近影

APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
続きを見る
閉じる