●FFモデルのニュル最速の座は譲らない! ルノーからホンダ・タイプRのライバルが登場
ルノーは昨年12月、人気ハッチバック「メガーヌ」に高性能「メガーヌR.S.トロフィー」を設定しましたが、さらなるハードコアモデルとなる「メガーヌR.S.トロフィーR」のプロトタイプをカメラが初めて捉えました。
キャッチした開発車両は、ブラックの9スポーク19インチホイール、レッド・ブレーキキャリパーを装備。ボンネットにカモフラージュされたエアスクープ、フロントバンパーには「Megane RS 275 Trophy-R」を彷彿させる赤いウィングが装着されています。
そのウィングの中心に白いテープが貼られていますが、「Trophy-R」のロゴが記されている証拠です。そのほか、ボディ側面もテープでカモフラージュされており、やはり「Trophy-R」の象徴である赤いアクセントが隠されているはずです。
「トロフィーR」は2014年3月、セアト「レオン クプラ280」により奪われたニュルFF市販車最速記録を奪還するために登場。6月にはニュル北コースで7分54秒36のレコードを叩き出しました。現在は、ホンダ「シビックType R」の7分43秒80がニュル北コースにおけるFF市販車最速記録となっており、新型「トロフィーR」はこれに挑むことになります。
「メガーヌR.S.トロフィー」のパワートレインは1.8リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンで、最高出力300ps・最大トルク420Nmを発揮。0-100km/h加速は5.7秒で駆け抜けます。対して「R.S.トロフィーR」のパワートレインは不明です。しかし、後部シートを排除するなど大幅な軽量化とともに、最強のパフォーマンスを発揮するのは間違いありません。
ニュルでの高速テストも順調に進んでおり、「タイプR」への照準は定まっているようです。
(APOLLO)