■定額料金で高速道路が乗り降り自由になる「二輪車ツーリングプラン」。対象エリアに北海道・四国を追加
2019年の二輪車ツーリングプラン(TP)が12日14時に発表された。今年の実施期間は4月26日~11月30日。大型連休前から約7か月実施する。
実施エリアは新たに北海道、四国が加わり、昨年の全14コースから全19コースに再編・拡充が図られた。いずれも2~3日間の有効期間で2500円~8500円。対象エリアをコンパクトにまとめた日帰りツーリングにも適したコースから、例えば埼玉県から宮城県までの広範囲をカバーする長距離コースまで、バリエーション豊かに取り揃えられた。TPの空白地帯は山陰地方だけになった。
新たに加わった北海道TPは、札幌を中心とした「道南・道北コース」と「道南・道東コース」の2種類。積雪が見込まれるため、終了は他のプランより1か月早い10月31日だ。
四国TPは東側の「香川・徳島コース」と西側の「愛媛・高知コース」の2プランで四国全域をカバーした。
昨年、関西圏よりも利用者が多かった九州圏TPは一部エリアを拡大し、「熊本・大分・福岡コース」「熊本・佐賀・長崎コース」「熊本・宮崎・鹿児島コース」で九州全土をカバーした。
また、二輪車の官民イベント「バイク・ラブ・フォーラム」の開催に合わせたコースが今年もお目見えする。山梨県での開催に合わせて「中央・東名・中部横断道BKFコース」が設定される。
昨年のTPは14コースで約7万8500件の利用があったが、NEXCO3社はツーリング需要の一層の利用拡大を狙っている。二輪車ツーリングプランはETC搭載車両に限った周遊割引サービスだが、購入価格から1万円を割り引く二輪車ETCの車載器助成キャンペーンを、このツーリングプランに合わせて実施中だ。利用者にとってもツーリング・ハイシーズンに向けた絶好のチャンスを迎えることになる。
申し込みは東日本、中日本、西日本の各高速道路会社のホームページから。
(中島みなみ)