【新型トヨタ・RAV4 デビュー】大柄な大人4人でも広々。気になる居住性、積載性をチェック

●クラストップレベルの荷室容量と居住性を確保。ロングドライブも安心

トヨタ・カムリと同じ「TNGA-K」プラットフォームを使って仕立てられた新型RAV4。全長4600×全幅1855×全高1685mm(Adventureは全長4610×全幅1865×全高1690mm)。北米仕様の4代目と比べると、全長は30mm長く、全幅は10mmワイドになり、全高は25mm高くなっています(仕様により異なる)。

ホイールベースも先代よりも30mm長い2690mmで、力強いエクステリアで伸びやかなフォルムが印象的。最低地上高は、先代の160mmから30〜40mm高くなり、仕様により190mm、195mm、200mmとなっています。

前後席に座ると、前席の視界の良さ、ワイド感のあるキャビンが印象的で、フロアもシート高もモノコックボディの乗用派生SUVとしては平均的という感じがします。

後席は弟分のC-HRと比べると、頭上、足元ともに広く、ゆったりしています。前後席に身長180cmの人が座っても窮屈ではなく、ロングドライブでも楽に過ごせそう。後席は6:4分割可倒式で、スライドはしないものの、リクライニングが可能。

荷室も広いです。ワイドな開口部の先には、プレミアムSUVクラストップレベル(トヨタ調べ)の荷室容量580Lが広がっていて、後席背もたれの荷室レバーを前倒しするとさらに奥行きを拡大できます。また、荷室床面の高さを2段階で調整できる2段デッキボードも採用。上段と下段にした時の高さの差は10cmもありませんが、少しでも荷室高を稼ぎたい時に有効でしょう。

2段デッキボードは、裏面が樹脂製になっていて、反転させることで濡れたり、汚れたりした荷物も積載しやすくなっています。

(文/塚田勝弘 写真/前田惠介)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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