日産ブースの主役はタイのユーザーにとって「憧れ」のSUV【バンコク・モーターショー2019】

●オーバーフェンダー付きのピックアップと日本未発売SUVのテラに注目

3月下旬、タイ王国バンコク郊外で開催されたバンコクモーターショーでの日産ブースでの模様です。メインステージに展示されたのは電気自動車のリーフとSUVのエクストレイルでした。

インフラ整備はまだ進んでいないもののタイの人々の電気自動車に対する関心はかなり高いものとなっています。新しいもの好きということもありますが、環境やエネルギー問題に対する関心度も高く、またタイでは豊富な水を使っての水力発電が盛んで、電気を使うことがクリーンであるという印象が根付いていることもあります。

一方、より現実的なモデルとして注目されているのが、エクストレイルです。タイの山岳部はまだまだ未舗装路が多く、クロスカントリー車的な性能が求められることが多いのです。

多くは4WDのピックアップトラックがその役目を果たしていますが、ある種のあこがれ的存在としてフルカバーされたキャビンを持つSUVは存在しています。エクストレイルはそうしたモデルのなかでも手が出しやすいモデルとして存在しているのです。

エクストレイルの上級モデルとして用意されたのが「テラ」とネーミングされたモデルです。テラは日産の1トンピックアップであるナバラをベースとしたSUVです。かつて、日本にはテラノと呼ばれるSUV(当時はクロカン4WDもしくはRVと言われました)があり、それはダットサントラックをベースとしたモデルですので、血筋や考え方は一緒です。

もちろんそのベースモデルのナバラも展示されました。ナバラはタイでは人気のモデルです。メインの位置に展示されたナバラはブラックエディションというモデルでした。初代スカイラインGT-Rに装着されたようなリベット止め風のオーバーフェンダーをまとったモデルで、非常にスポーティな印象が漂うものでした。

そのほかにも日産は現地生産車で日本にも輸入されているマーチや、アルメーラ、ティアナ、ノート、シルフィ、そして昨年から導入されているスポーツモデルのGT-Rなどを展示しました。

(文・写真:諸星陽一)

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諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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