ポルシェのエントリー・オープンモデル「718ボクスター」が、次期型でフルEVモデルとして生まれ変わる可能性があることがわかりました。
これは、ポルシェCEOのオリバー・ブルーメ氏が、カーメディア「Wheels」のインタビューで「ボクスターはEVモデルとしてアジャストしており、エレクトリック化を検討している。今年中にその方向性が決定するだろう」と語ったものです。
実はポルシェは2011年、EV仕様の「ボクスターE」プロトタイプを3台制作しています。最高出力245psを発揮する29kwhバッテリーを搭載、2個の電気モーターを駆動するというもの。0-100km/h加速は5.0秒、最高速度は274km/hと「ボクスターS」に迫るパフォーマンスを誇っていました。もちろん正式にエレクトリック化が決定した場合、このプラットフォームは古いため、おそらく新開発のEV専用プラットフォームの採用が予想されます。次期型ボクスターは2023年以降が予定されており、開発の時間が十分ありそうです。
またブルーメ氏はSUV「マカン」のEV化にも触れており、2020年に登場予定のエレクトリックモデルは「マカン」と呼ばれない可能性を示唆しました。
(APOLLO)