■自分好みにアジャストできる高機能ショックアブソーバーに注目
英国のショックアブソーバーブランド「ナイトロン」の正規輸入販売を行なっているナイトロンジャパンでは、車種ごとに日本でテストとセッティングを行っており、そのクオリティとパフォーマンスには定評があります。
そんなナイトロンのラインナップに、ミニバイク「ホンダ モンキー125」用が加わりました。
出展車両に装着されていたのは「TWIN R3シリーズ」で、コンプレッションに2WAY(低速・高速)とリバウンドに1WAY、合わせて3WAYのアジャスト機構が備わったハイスペックなタイプのショックアブソーバーです。
サーキット走行にも対応することができる高機能ゆえに、価格も16万5000円(税別)となかなかのもの。そこまで求めていない一般ユーザーの方に向けては、リザーバータンクの付いていないストリート志向の「TWIN R1シリーズ」が9万8000円(税別)で用意されています。
また、このモンキー125のフロントサスペンションには、テクニクスの「TASC」が装着されていました。
ダンピングアジャスター機能が備わったカートリッジタイプのフロントフォークで、片側をコンプレッションダンパー、もう片側をリバウンドダンパーとして、左右を独立して調整することが可能となっています。なお、モンキー125用TASCの価格は8万円(税別)です。
下の写真は、ヤマハYZF-R25のフロントフォークを分解した状態。上がノーマル、下がTASC装着済みのものです。アウターチューブはノーマルを使用するのですが、内部構造をカートリッジ化して、ダンピング性能を強化しています。
足まわりをグレードアップする目的は、速く走るためだけではありません。最近は、快適な乗り心地を求めてショックアブソーバーを交換するライダーが増えているそうです。ロングツーリングでの疲労度もノーマルから大きく改善されるとのこと。
安全に楽しく走りたい大人のライダーのカスタムとして、ショックアブソーバーの交換は必須メニューと言えるかもしれませんね。
(長野達郎)