ポルシェの歴史的スーパースポーツ「918スパイダー」の後継モデルが、2025年をめどに開発の準備に入っている可能性が高いことがわかりました。
「918スパイダー」は「カレラGT」後継モデルとして、1969年の「917」をモチーフに2010年にデビューしました。4.6リットルV型8気筒エンジンを搭載し、最高出力887ps、最高速度345km/hを誇るハイブリッドスーパーカーで、当時日本円で1億円という価格でした。
それから9年が経過、いよいよ後継モデルに着手する時がきたようです。新型モデルはPHEVなのかフルEVなのか確定されていませんが、EVモデルの可能性が高いようです。ただし、次期型にふさわしいバッテリー技術の向上が急務となっているようです。
現在ポルシェは、スタンフォード大学と「ソリッドステートバッテリー」の開発を勧めており、完成すればバッテリーを30%軽量化でき、1回の充電で621マイル(1,000km)の後続を実現します。この次世代バッテリーが後継モデルに搭載される予定です。さらに廃棄バッテリーの99%をリサイクル可能だといいます。
また、これとは別にVWグループは、カリフォルニアのハイテク企業「Quantum Scape」と「ソリッドステートバッテリー」を共同開発しており、すでに1億ドルを投資しています。しかし、こちらも完成まで5~6年を要するということです。
(APOLLO)