さらに、プジョーらしいしなやかな乗り心地とダイナミックなハンドリング、静粛性を兼ね備えた乗り味は、「Dセグメントをリードする新たな高みに到達した」としています。
前・後席に座ってみると、いわゆるサッシュレスドア化により、前席の乗降性は良好といえる一方で、頭上の狭さが気になるファストバックスタイルに加えて、リヤドアの後方部分がさらに後ろに飛び出しているような形状で、後席に乗り込む際には少し気を使います。
後席に収まってしまえば、身長171cmの筆者で頭上にこぶし1つ程度、膝前にも余裕があります。スタイリング重視のフォルムではあるものの、身長180cmくらいまでの乗員なら4人が無理なく座れるパッケージングは実現しているようです。ボディサイズは、全長4750×全幅1860×全高1420mmで、先代よりも全長が80mm短くなり、全幅も30mm狭くなっています。
搭載されるパワートレーンは、180ps/250Nmの1.6L直列4気筒ガソリンターボ、177ps/400Nmの2.0L直列4気筒ディーゼルターボで、ともに8ATが組み合わされています。足まわりでは、全車にプジョー初の電子制御アクティブサスペンションを用意。
価格はガソリンエンジンの「508 Allure(アリュール)」が4,170,000円、「508 GT Line」が4,590,000円。ディーゼルエンジンの「508 GT」が4,920,000円となっています。
(文/写真 塚田勝弘)