【最高出力は1,500ps! 価格もパワーも超弩級のワンオフモデル】
ブガッティは、究極のスーパーカー「ラ ヴォワチュール ノワール」をジュネーブモーターショー2019にて発表しました。
「黒い車」を意味する「ラ ヴォワチュール ノワール」は、ハンドメイドのカーボンファイバー製ボディでグロスブラックに仕上げられています。フロントバンパーはボディと一体化され、サイドウィンドウはヘルメットバイザーからヒントを得ています。テールエンドには巨大なエアアウトレットを装備し、LEDストリップライトがあしらわれています。またアグレッシブなディフューザーの上部には、円形の6連エキゾーストパイプが強烈なインパクトを放っています。
パワートレインは、「ディーヴォ」から流用された8.0リットルW型16気筒クワッドターボエンジンを搭載。最高出力は1,500ps・最大トルク1,600Nmを叩き出します。
このワンオフモデルは「シロン」をベースに制作されており、創業者の長男ジャン・ブガッティが1930年代に4台のみ生産した「Type 57 SCアトランティック」へのオマージュとして誕生しました。同ブランドCEOステファン・ヴァンケルマン氏は「究極のGT」と語っています。
フォルクスワーゲンの元CEOであり、ハイエンドマシンのコレクターでもあるFerdinand Piech氏のために制作されており、価格は税込みで1,670万ユーロ(約20億円)と、ジュネーブモーターショー史上最高額に設定されています。
(APOLLO)