ついに新型・パジェロが動き出した? 三菱の最新コンセプトカーが登場【ジュネーブモーターショー2019】

【3列シートのプラグインハイブリッドSUVってことは?】

スイスで開催されたジュネーブモーターショーでお披露目された、三菱のコンセプトカー「ENGELBERG TOURER(エンベルグ ツアラー)」。エンベルグというのは。スイス中央にある大自然が自慢のスキーリゾートの村なのだとか。

そんな「エンベルグ ツアラー」は、3列シートを備えたSUV。今どきのSUVとしては背が高いし、デザインもスクエアで無骨さを主張している印象。力強く高いオフロード性能を予感させるスタイルです。あくまでもコンセプトカーなので、これが直接市販車に結び付くわけではなさそうですが、将来的にはゴツいSUVの新型車がデビューすることを期待したいですよね。

ところで無骨な三菱のSUVといえば……パジェロ。現行型パジェロがデビューしたのは2006年で、もう13年も前のこと(しかも基本設計は1999年デビューの3代目と同じ!)。そろそろモデルチェンジしてもいいころなのではないかと思います。

……と思ったのですが、気になるのはパワートレイン。このコンセプトカーは「ツインモーター4WDのプラグインハイブリッド」と説明されています。

さすがに「電動化」の世の中でも、悪路走破性が重要で極地でも愛用されるパジェロにプラグインハイブリッドが採用されるかは、たとえコンセプトカーとしても微妙なところ。

そう考えると、このクルマは「アウトランダーPHEV」の未来を示唆するクルマと考えるのが適切なのかもしれません。

(工藤貴宏)

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工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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