【ジュネーブモーターショー2019】違和感の理由はボンネット。欧州仕様レヴォーグの日本との大きな違いがまさかの展開に

【欧州仕様レヴォーグに新設定されたエンジンはターボではなかった!】

ジュネーブモーターショーのSUBARUブースには市販モデルとしてステーションワゴンの「レヴォーグ」が展示されていました。デビュー時は“日本向けとして開発。現時点では海外展開の予定なし”という位置づけだったレヴォーグですが、いまでは欧州などで発売されています。

しかしながら、なんだか様子がおかしい。妙な違和感があるのです。見慣れたレヴォーグとはちょっと違うような……。

しばらく展示車両を見ていて、その違和感の理由に気が付きました。ボンネットです。

なんと、ボンネットにエアダクトがないじゃないか! どうして? なぜ? ついにエンジンの上にインタークーラーを装着するのをやめたのか???

というわけで、判明したその理由はエンジン。欧州向けとしては新たに追加された2.0Lエンジン(従来は1.6Lターボのみの設定だった)は、なんとターボ付きではなく自然吸気だったのです。日本において自然吸気エンジンを積んだレヴォーグを求めるニーズがどのくらいあるかは微妙ですが、このシンプルなボンネットはちょっと欲しい気がしますね。

ちなみに燃費は、欧州計測モードで13.7km/Lだそうですよ。

(工藤貴宏)

この記事の著者

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工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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