BMW M2のトップモデルとなる「CS/CSL」の市販型プロトタイプをキャッチ

●伝統の名称がM2にも付与? M2最強のCS/CSL

BMWのコンパクトモデル「2シリーズ」のハードコアモデル「M2」に、最強モデルとなる「M2 CS/CSL」が設定されることがわかりました。そのプロトタイプをカメラが捉えました。

昨年にも開発車両をキャッチしていますが、ダミーパーツをつけたテストミュールだったため市販型はこれが初めてです。

最新モデル「M2 コンペティション」から強化される点は、「高性能カーボンセレミックブレーキ」、「カーボンファイバールーフ」、「膨らみを持った立体ボンネットフード」、「フロントリップスポイラー」、「デッキリッドスポイラー」、「リアディフューザー」、そして「19インチ鍛造Yスポークスタイル763Mスポイラー」です。

昨年のテストミュールと比較すると、リップスポイラーやホイールが変更され、デッキリッドスポイラーの位置が生産バージョンとなっていることがわかります。

パワートレインは、7速DCTと組み合わされる3リットル直列6気筒ツインターボエンジンを搭載します。昨年登場した「M2 コンペティション」は、最高出力410ps・最大トルク550Nmを発揮。0-100km/h加速は4.2秒で駆け抜けますが、それ以上のパフォーマンスが期待できそうです。

「CSL」は、「Coupe Sport Lightweight」の略で、BMW2ドア・スポーツの頂点として存在する伝説的モデルです。初代は1968年に登場したE9世代の「3.0 CSL」で、その後2003年にE46型「M3 CSL」を限定1383台で発売。さらに2015年には「3.0 CSL オマージュ/オマージュRコンセプト」へと継承されています。ただし、この新型モデルには「M2 CS」の名称が与えられる可能性もあり、断言はできません。

ワールドプレミアは、9月のフランクフルトモーターショーが有力です。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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