●クルマ好きには積極的にオススメしたくなるエクステリアと経済性
シボレー・カマロにはV8モデルのほか、直噴2Lターボ4気筒エンジンを搭載した仕様もあります。そのうちの『LT RS』の限定モデル『ローンチエディション』をチェックしましたので報告します。
この6代目モデルでは、ボディの剛性を28%強化しています。それでいて最大で90kgの軽量化を実現してきました。全長は4785mm、全幅は1900mm。全高は1345mmとなります。
フロントフェイスはカマロらしさを残しつつ、よりにらみを利かせたスタイルとなっています。シグネチャー、ウインカー、デイタイムランニングランプ等はLED化されています。
シボレーのボウタイと呼ばれるマークがグリルの中央に配置されていますが、ここにはひと工夫があります。実はこのロゴ、マーク形状に合わせたインテークとなっているのです。シボレーではこれを「フロータイ」と呼んでいます。開発中のテストではエンジンルーム内の温度の低下に貢献したということです。
20インチの5スプリットスポークのアルミホイールアルミホイールは、LT RS専用のブラックカラーのもの。ブレンボ製ブレーキシステムも採用しています。
タイヤはランフラットのオールシーズンタイプ。フロントは245/40R20、リヤがP245/40R20サイズとなります。
バケットタイプのフロントシートはヒーターとベンチレーションがついたレザーものです。
リヤシートは大人がしっかりと座れる大きなタイプとなっています。
ドライバーインフォメーションセンター(DIC)では、ラップタイム、コーナーでのG、燃費、タイヤ空気圧などもチェックできます。
直列4気筒ターボエンジンはハイオクガソリン仕様。最高出力は275ps/5500rpmで、最大トルクは40.8kgm/3000~4000rpmとなっています。トランスミッションは8ATです。
実際に試乗してみると、大柄な車体ではありますが2Lターボエンジンのトルクは十分。低速からしっかりと加速をしてくれます。
そもそも冒頭でも記したように、カマロは先代よりも軽量化を図っており、試乗したモデルでは車重が1560kgとこのクラスではとても軽くできているのが効いているようです。
ボディサイズの問題さえクリアできれば、クルマ好きには積極的にオススメしたくなるエクステリアと経済性を併せ持つモデルなのでした。
(写真・動画・文/ウナ丼)