なぜスバル車を自分は乗り継いだのか。雪上試乗で再認識した、その理由とは?【スバル車で雪上試乗】

ちなみに筆者はBP型アウトバック、そして先代XVハイブリッドと10年スバル車を所有していました。せっかく4WD車を購入したにもかかわらず、スタッドレスタイヤを装着したことはありませんでした。多くの人に「雪道を走らないのになぜ4WD買うの?」と聞かれましたが、その答えを今回の雪上試乗会で再認識できました。

 

私をはじめ、雪道になれていない人の多くは「リアが勝手に滑る」という現象が起きてほしくないはずです。雪道の走行に慣れている人はスタッドレスタイヤを装着していてもリアが流れたときにはカウンターを当てて修正することが身についています。

しかし、雪道を滅多に走行しない人はこのカウンターを当てるということが多分できません。それはそういう現象に遭遇するシーンが少ないからです。私も初めて雪道をスタッドレスタイヤを装着したFR車で走った時にシフトチェエンジの度にリアが流れました。その時に、雪道を走行する際には荷重のバランスをいかに崩さないことが大切なのだと感じたのです。

そして、仕事で長距離ドライブをすることがあります。もちろんアイサイトによる運転支援の効果も大きいですが、スバル独自の4WDシステムをはじめとした総合性能によって突然の雨などによる路面状況の変化にも対応してくれて、ドライバーの負荷を軽減してくれます。まさに面状況の変化に対しても変わらない操縦安定性の高さがスバル車を選んだ理由でした。

前輪、もしくは後輪だけで走行する2WD車より、すべてのタイヤが駆動する4WD車のほうが安心して運転できるのではないかと思い、スバルの4WD車を10年乗り続けたのです。その自分の考えが様々な路面状況でも安定した操作性を発揮した今回の雪上試乗会で間違ってなかったと再認識できたのです。

4WD車は2WD車より燃費が悪いと言われていますが、最近の4WDシステムは電子制御化が進み燃費の悪化を最小限に抑えています。もちろん過信は禁物ですが、運転に自信がないなぁと思う人には、4WD車を選ぶことをオススメしたいです。

(萩原文博)

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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