●ホワイトハウスが手掛けたN-VAN「COMPO POP VAN」は4人就寝が可能
2019年2月1日から3日までの3日間、幕張メッセで開催された「ジャパンキャンピングカーショー2019」は計6万7848名の来場者を集め、盛況のうちに終了しました。
出展車輌はキャンピングカーの主力ジャンルといえるハイエースを中心としたバンコンが多いものの、キャブコン、フルコン、軽キャンパー、簡易キャンパー、トレーラーなど、日本最大級のキャンピングカーショーにふさわしいバラエティに富んだ内容になっていました。
ここで注目するのは、登場したばかりのホンダN-VAN。車中泊にも向くシートレイアウトが可能で、各ビルダーがどんなモデルを出してくるか気になるところでしたが、まだ製作が間に合わないのか思ったほどは多くなかった気がします。
ちなみに某ビルダーからは、助手席のダイブダウンなどほかのクルマにはあまりない機構もあり、また新型車ということで、少し作りにくい(架装しにくい)という声も聞かれました。
まずは、ホンダ車に強く、N-VAN登場時からホンダアクセスと協業してきた愛知県のホワイトハウスをピックアップします。N-VANの軽キャンパー(簡易キャンパー)化では、かなり早い段階から開発してきたのが同社です。
以前お伝えしたように、ホンダが主催したN-VANのプレス向け試乗会には、ホワイトハウスの協力により作られた用品車(ホンダアクセス)も展示されていました。「N-VAN用クイックエアマット・シングルベッドタイプ」などは、ホンダアクセスが運営するショッピングモール「N-VAN×Circle h」から購入が可能になっています。
今回のホワイトハウスのN-VAN「COMPO POP VAN」は、同社が得意とする前席の回転機構を採用(オプション)。ルーフには、2人就寝が可能なポップアップルーフを備え、フロアベッドを含めて最大4人の就寝に対応。
N-VANの特徴である助手席のフラット化(ダイブダウン)を活かしたフロアベッド(家具&ベッド)はもちろん、サブバッテリー、走行充電システム、室内照明、エアヒーターなどのほか、オプションでボルトメーター、サイドオーニング、電子レンジ、冷蔵庫、スライド&リヤゲートネット、サイクルキャリア、エアヒーター用タイマーなどを設定。
なお、展示車の車両本体価格は390万1000円(税抜き)、オプションを含めた展示車価格は461万3000円です。
(文/写真 塚田勝弘)
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