●5ナンバー車の減少は時代の流れ?
これまで国内新車販売の6割以上を占めていた小型乗用車(5ナンバー)の比率が昨年初めて3割を切り、5ナンバー車がほぼ半減する事態となっています。その一方で普通乗用車(3ナンバー)の比率が36%と、過去最高を2年連続で更新。
これまで長らく5ナンバー車が主流でしたが、消費者の嗜好変化や自動車メーカーの戦略を背景に、トヨタ「カローラ」やホンダ「シビック」なども3ナンバー化しています。
自動車メーカーにおいても、開発効率化の観点からプラットフォームの共通化が進んでおり、海外で厳しさを増す安全要件を背景に車体が大型化。3ナンバーモデルが増加する傾向にあるようで、国内向けだけに5ナンバーモデルを投入する意義が薄れている状況。
また税金の安さなどから、軽自動車が2年連続で販売を伸ばしており、これまでの5ナンバー車の需要が軽自動車に流れているようです。
日経新聞によると、輸入車と軽人気の狭間で5ナンバー車の存在感が薄れており、国内市場では今後も3ナンバー車と軽自動車の2極化が進む可能性が高いとしています。
(Avanti Yasunori・画像:TOYOTA)
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