【日本グッドイヤー キーパーソンインタビュー】未来に向けて積極的な開発を続けるグッドイヤー(PR)

【これからのグッドイヤーはどんなタイヤを生み出す?】

東京オートサロン2019の会場で、日本グッドイヤーのキーパーソンであるマーケティング本部長 有田俊介氏に今後のグッドイヤーの考え方、開発方針についてお話をお聞きした。

–:今後、グッドイヤーからはどのような製品が出てくるのでしょうか?

有田氏:市場への対応としては今の商品戦略を前提に、さらに充実を図っていくことになると思います。

–:さらにもっと未来についてはいかがなのでしょう? グッドイヤーはかなり意欲的にコンセプトモデルなどを開発するタイヤメーカーですよね?

有田氏:たとえばアメリカのラスベガスで開催される家電見本市のCESでもクルマのAI化が非常に注目されています。我々グッドイヤーもそうした面を見逃すことはできません。というものクルマは、自動運転化に伴い、今後ますます個人所有からフリート使用になってくると思われます。とくにカーシェアなどといった場合は、マイカーと同じような使われ方をするのに、ドライバーはタイヤに関しては無関心となるでしょう。そうした時代が本格的になればなるほど、路面状況や環境に関わらず安心して運転できるタイヤが求められるでしょう。路面状況に合わせたトレッドや天気や気温に合わせた空気圧などタイヤが自在に変化していくことも求められるでしょう。前回の東京モーターショーに出展したコンセプトタイヤの「EAGLE 360 URBAN」などはまさにそういう時代を見据えた提案なのです。

–:そのようにいつでも安心して使えるタイヤとして、ひとつ思い浮かぶのがランフラットタイヤなのですが、日本ではあまり普及しないように思います。なぜなのでしょうか?

有田:日本では固有の事情から、ランフラットタイヤはあまり普及していないですね。なにが固有かというと、他の市場に比べ、とにかく路面の整備状態がいいのです。欧米でも中国でも未舗装路を含め、様々な路面状況で運転することから、場合によってはタイヤがいつパンクしてもおかしくないんです。日本で路面が悪くてパンクすることはまずありませんよね。日本のパンクはほとんどが異物によるものか空気圧不足でしょう。それにロードサービス網も充実していますから、それほどのランフラットタイヤ需要に結びついていないように思われます。

–:そうすると日本での第一歩はやはりオールシーズンタイヤですね。

有田:そうですね。やはり日本ではオールシーズンタイヤが重要になりますし、ユーザーにもそのよさを理解されつつあります。2014年から2018年の日本のタイヤ販売はJATMAベース全体では年平均マイナス1%とほぼ横ばいなのですが、当社のオールシーズンタイヤはじつに年平均プラス43%もの伸びとなっています。

–:SUV系もクルマが増えているだけに注目ですね?

有田:

SUVといっても、昔のようにM/Tタイヤが求められているのではなく、大径のオンロードタイヤが求められていますね。大径で低扁平率でありながら、乗り心地も燃費もいいタイヤ……これがユーザーの希望です。しかもタイヤは外から見えますから見栄えとしての魅力も大切。すごくクルマが好きな人は「何々のエンジンオイルを使っている」と自慢するもいるかも知れませんが、なかなかそういう人は少ない。でもタイヤは何を履いているかを自慢する人は多いですから、そういう方々にも納得のいくタイヤ作り、ブランド作りをしなくてはなりません。

–:そうしたタイヤ作り、ブランド作りに対する答えはどこにあるのでしょう?

有田:それは当社が展開しているコンセプトタイヤの数々にあると言えます。今、詳しいことは言えないのですが、3月のジュネーブショーで新しいコンセプトタイヤを出品しますので、ご期待下さい。

–:はい。今回はありがとうございました。新しいコンセプトタイヤ楽しみにしております。

(文・諸星陽一/写真・松沼猛)

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この記事の著者

諸星陽一 近影

諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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