特典はオートサロンのチケットの抽選券。オートサロン会場で献血をしてみました

【献血ができるのは健康な証】

比重も濃さも大丈夫。医師の問診、血圧脈拍も問題なく「400mlをいただきます。」と言われました。北ホールに行ったり来たりしていましたのでやや脈拍が高めでした。事情を話したところ「やや高めですが、献血をお断りしなくてはならないほどではありません」とのことでした。

しかしここで気になったのは、私より先に検査をしている人の中で結構少なくない人数が、血液の濃さなどが基準に足りず献血できずに途中で出口へ向かったいたことでした。検査をしてくれた担当の看護師さんに聞いたところ「結構少なくないんです。小柄な女性などは特に基準に足りずにお断りするケースがあるのです。」とのことでした。

確かに血液を提供してもらってもそこで倒れられては元も子もありません。そんな話を聞くと一層無事で健康で何よりだなと思ったりしたものでした。

【オートサロンを観られずに働いている人たちに感謝】

医師の問診が終わると、タイミングよくすぐに献血を始めてくれることになりました。スタッフの方は明るい方が多いようですね。こうしたイベント会場に来る方はそういう方が多いのでしょうか。私の担当をしてくださったスタッフは男性の方でした。腕を消毒、準備する間いろんな話をしてくれました。

「10年くらい毎年オートサロン来ていますが、いつもここなので、全然観られないんですよね、イベント自体は。終わった後で、コンビニで売っているダイジェスト版を読んだり、ネットで観たりして『こんなのが出ていたのか!』とかチェックするのですが。まあ、音があまり漏れ聞こえないのはせめてもの救いですが。でも、しっかり水分を取ってくださいね。脱水で倒れてしまったら、献血するくらいしかなすすべがありません。ですから歩き回った後は必ず水分補給をお忘れなく」トークが軽妙な方でした。

会場にはオートサロンが観られないで仕事をしてくださっている方が大勢いるから、楽しく見学できることを、この話を聞いて改めて実感しました。こういう皆さんには感謝ですね。

【採血時間自体は10分から20分程度。オートサロンでのメインイベントはここから】

そんな軽妙なトークのスタッフの方、いざ消毒液が乾いて針を刺すと、表面の皮膚には全く痛みを感じないほどスムースに針を腕に差し込みました。これは個人差がありますが、採決がスタートすると所要時間自体は20分くらいです。私はいつもそうなのですが、言われた所要時間よりも早めで、ほんの10分程度で終了です。

毎度のことですが思わず「速いな!」と口を突いて出居てしまいました。受付でもらったファイルを入り口に戻して終了、ではないですね、今回は。これからがメインイベントなんですから。

採血が終了して最後の血圧・脈拍測定の後、いつものように「ゆっくり休んでいってくださいね」と言われます。隣に設けられた休憩スペースに行くと、ジュースやお菓子が置いてあります。そこで休んでいる間に、献血カードや粗品を持ってきてくれて、献血は終了です。

が、今回はさらに小さな紙を渡されます。「応募用紙」です。ここに名前住所を書いて応募すると、抽選で2020年の東京オートサロン入場チケットがもらえるというもの。献血は粗品が充実していますが、オートサロン会場での献血では「抽選でオートサロンの入場券がもらえる」でした。

ここまで、所要時間は「1時間」ほどでした。午後3時過ぎ、一番休憩する人も多い時間帯で「休憩代わりに献血」という人も多かろうという時間帯、一番混み合うであろう時間でこんなものです。飲み物もあるし、一休みにはちょうどいいかもしれませんね。

オートサロンがクルマ好きの年始のイベント、であるならば、今年も大きな事故もなく、元気で

過ごせてよかった。また一年注意して過ごしていこう、という節目の意味も含めて、献血をしてみるというのもいいのかもしれませんね。オートサロンのチケット、当たるといいなあ(笑)

(中込健太郎)