【東京オートサロン2019】トコットは優れたカスタマイズ性を持った一台!3分で分かるTAS・メーカー編:ダイハツ

時間のない人、気の短い人に最適!自動車メーカーのブースの見どころを、超手短に紹介していきます!

中央棟のホール6に位置するのが、ダイハツのブースです。

ダイハツと言えば、売れ行き好調なのが、昨年発売の「ミラ・トコット」。今年のダイハツブースの見どころは、その「トコット」のカスタマイズカーたちです。

そのカスタマイズカーの一台、「トコット・Elegant」は、ボディがホワイト、各部のデザインにはメッキが施されており、清潔感溢れた内外装で、実際に発売されれば、人気が出そうな一台です。

また、ルーフキャリアを搭載した「トコット・アクティブ」は、薄グリーンのボディカラー、ホワイトのホイールなど、まるで湘南を流すクルマの様な雰囲気を出しています。クルマ全体のまとまりが、30年くらい前のクルマを思い起こさせてくれる、懐かしさも感じさせてくれるクルマです。なんとなく「ニッサン・パオ」をオマージュしたかの様なカラーリングに見えるのは、筆者だけではないかもしれません。

一方、レッドにブラックのアンダーカラーをした「トコット・SPORZA」は、レーシーな雰囲気を持っています。いかにも効果がありそうな、リアのルーフに付いたスポイラーも、雰囲気作りに貢献しています。同じトコットでも、これほど印象が変わるのはとても面白い所です。

さらに、HIJETをカスタマイズした2台のコンセプトカーも登場。架空の「カリフォルニア工務店」のロゴが入ったHIJETは、深みのあるグリーンボディにイエローのケージを荷台に組み、おしゃれな工務店を演出しています。こんな軽があれば良いなを具体化したものです。


もう一台の「marche」は、朝市の移動販売や屋台をイメージした軽トラです。

ボディのカラーリングだけで、ここまでライトな雰囲気を出しているのは、ダイハツの遊び心も優れていますね!トコットや、HIJETなど、「その気になればここまでカスタマイズできる」といった見本があると、自分で行うアフターカスタマイズも楽しみになりますね!

(文:吉川賢一/写真:鈴木祐子)

この記事の著者

Kenichi.Yoshikawa 近影

Kenichi.Yoshikawa

日産自動車にて11年間、操縦安定性-乗り心地の性能開発を担当。スカイラインやフーガ等のFR高級車の開発に従事。車の「本音と建前」を情報発信し、「自動車業界へ貢献していきたい」と考え、2016年に独立を決意。
現在は、車に関する「面白くて興味深い」記事作成や、「エンジニア視点での本音の車評価」の動画作成もこなしながら、モータージャーナリストへのキャリアを目指している。
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