【東京オートサロン2019】東洋ゴムからTOYO TIREに社名変更。オートサロンからの出発

2019年1月1日、東洋ゴム工業はTOYO TIREに社名を変更しました。その新しい社名での最初の大きなイベントが今回の東京オートサロンです。

西ホール1に構えられたTOYO TIREのブースにはひときわ目を引く1台のクルマがありました。日本ではまず見かけることがない大型のピックアップなのですが、なにやら雰囲気がまるで異なります。ベースとなっているのはフォードのF150、それも1977製とヒストリックなモデルです。

このF150に搭載されたエンジンはル・マン24時間レースでクラス優勝したフォード「GT LM GTE」用をベースとする3.5リッター「エコブースト」V型6気筒ツインターボエンジン。タイヤはプロクセスST3(日本未発売)がチョイスされました。こんなバケモノのようなマシンの製作者は、世界中に多くのファンを持つハイテクニックドライバー、ケン・ブロックです。

また717馬力のエンジンを搭載するジープチェロキーやランボルギーニの最新SUVとして話題をさらったウルス、俳優の哀川翔さんが監督として参戦したアジアクロスカントリーラリー用のマシン「FLEX SHOW AIKAWA Racing」なども展示されています。

タイヤ単品での出展も日本ではあまり見ることができないモデルが多く、興味は膨らむばかり。12日、13日の両日も哀川翔さんのトークショーも予定されているのもお忘れなく!

(文/写真・諸星陽一)

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諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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