跨っている時の車体の軽さは高ポイント!重心が低いというのもあってか、この軽さなら女性ライダーも嬉しいんじゃないでしょうか?
余計なものは削ぎ落とし、必要な物をクールに付ける、というカスタムだからこそ、この乗りやすさが実現したんだと思います。
唯一の問題点はギャップに対して結構シビアです。普通だったら道路の細かい段差を乗り越えても気づかないレベルですが、RS-13はオフロードタイプのためか、前後サスが固め。小さなギャップでは多少ガタン、とするくらいですが、大きなギャップではポジションもあってガクッと車体が縦に揺れます。
大口径の思いホイールとタイヤで、サスが少しだけ短くなっているので、そこだけ少し勿体無かったと思います。
今回一番痛感したのが、場所を選ばないこのスタイル。都内で車の間を走っていても、一歩路地を入って散策していても、どこでも絵になるバイクでした。この辺りさすがビルダーって感じがします!
街での注目度も高く、僕の格好がアドベンチャー過ぎたのもあってか都心では視線を感じることも。逆に普通のバイクウェアは似合わなそうですが、カジュアルな格好でこそめちゃくちゃ映えるスタイルでした!
エンジンは125ccなので期待していたほどパワーはありませんでした。交通の波には乗れますが、めちゃくちゃ全開で走らないとリードはできない…。
もちろん高回転まで引っ張れば125なのでそれなりには伸びますが、でもこのくらいでいいんだと思います。
ゆっくりトコトコ、30km〜40kmくらいで走るのが一番楽しい。全開で走ると振動もあるし、なんか明らかに「このバイクとは合ってない感じ」がします。
その代わり低回転の粘り強さはピカイチなので、125でも低回転で繋いで「ドドドドッ!!」という吹け上がりを楽しむ乗り方ができました。
想像の何十倍も良かったRS-13! 性能とかフィーリングはスタンダードな所をフォローして、スタイルや音にこだわりたい、というライダーに合っていると思います。そういうバイクに魅力を感じるライダーも多いんじゃないでしょうか?
ロングは厳しくてもツーリングは余裕、通勤通学の足にしても満足行くバイクだと思います。
(ライター:佐藤 快/Moto Be 20代にバイクのライフスタイルを提案するWEBマガジン)
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