注目F1ドライバー、ピエール・ガスリーは分刻みのスケジュールで大忙し!【F1女子のHonda Racing THANKS DAY2018レポート~前編~】

12月9日(日)にツインリンクもてぎで行われた、シーズン終了後恒例のファン感謝祭「Honda Racing THANKS DAY2018」に行ってきました!

今年も朝からイベントが盛りだくさん!! まずは前編をお届けします。

イベントには国内外で活躍するドライバー、ライダーそしてチーム監督の総勢39名が勢揃いし、その姿を一目見ようと24,500人のファンがサーキットに集まりました。

F1大好きな私的一押しゲストは、もちろんピエール・ガスリー選手。ガスリーは昨年、チーム無限からスーパーフォーミュラに参戦し、今シーズンからホンダがパワーユニット供給しているトロロッソのレギュラードライバーとしてフル参戦。さらに来シーズンはチャンピオンチームであるレッドブル(来シーズンからホンダのパワーユニットを使用)への移籍が決定し、今注目を集めているドライバーの一人です。

ドライバー達は午前中から分刻みのスケジュールで大忙しで、ガスリーは9時15分から中央エントランスの特別ステージで行われたトークショーに登場し、F1ドライバーとして初めてTHANKS DAYに参加することについて想いを述べました。

「皆さん、こんにちは! 元気ですか? 日本に戻ってこれて嬉しいよ。THANKS DAYに参加するのは2回目だけど、今年はF1ドライバーとして参加できて本当に嬉しい。今年は凄く良いシーズンだったと思う。良い時も、もちろんそうでない時もあったけれど、勉強になったし、とてもポジティブな1年だったよ」

昨年はスーパーフォーミュラとF1日本GP、そして今年はF1日本GPで来日したガスリー。日本のファンのイメージはどうなのでしょうか。

「日本のファンは素晴らしいね。日本GPの時はトロロッソカラーのTシャツやキャップで青色にスタンドが染まっていて、たくさんの人が応援してくれているのを心から感じたよ。面白かったのが、ヘルメットにDRSが付いてあったやつかな(笑)。あれは見たことがなくて、さすがだなと思ったよ。日本のファンは本当に最高で、いつも素晴らしいサポートをしてくれるし、僕はスーパーフォーミュラの頃から応援してもらっているからね。やっぱりドライバーにとってファンのサポートは重要で、やる気が増えるんだ。SNSなどに送ってくれるメッセージも見ているよ。凄く嬉しい。ありがとう。これからも応援お願いします!」

会場には大人はもちろん、小さな子供やこれから夢に向かって進んでいくであろう若者もたくさん来ており、夢を叶えるために必要なことを教えてくれました。

「人生で大切なのは、自分の夢を持ち続けること。僕は5歳の時にF1を初めて見て、F1ドライバーになる決心をし、両親に言ったんだ。そして行動に移すことも大切で、F1ドライバー20人に入るにはどうしたら良いか毎日考えた。F1ドライバーになりたいという夢を持っている人がいたら、まずはカートを始めたほうがいい。もちろん、学校もちゃんと行ってね。そしてチャンスをものにして、メンタルを強くするんだ」

トークショーが終ると(9時30分終了)、次はロードコースに行き9時45分からの「Honda Cars CUP」に参加。

「Honda Cars CUP」は、ホンダの軽自動車N-ONEによるナンバー付きワンメイクレース「N-ONE OWNER’S CUP」に参戦するHonda Cars社内チームと、プロドライバーが特別参加してエキシビションレースを繰り広げるという、夢のようなプログラムです。

参加ドライバーはガスリー、佐藤琢磨選手、山本尚貴選手、ジェンソン・バトン選手、中野信治氏の5人。

レースは全5周で争われ、ハンデとしてゲストドライバー達は後方からスタートとなったのですが、なんとガスリーは2周目には21番手から9番手までジャンプアップ! かっこよすぎる~!!

よっぽど楽しかったのか、チェッカーを受けた後も一人で飛ばしまくるガスリー。インタビュー中もクルマの動きについてバトンと大盛り上がりで、隣で佐藤選手と山本選手がコメントしているのに全く聞いていません(笑)。

「本当に楽しかったよ! 途中、スピードを出し過ぎて2輪で走行しちゃったんだ(笑)」と、インタビューにも興奮冷めやらぬ様子で答えていて、走行中とのギャップにキュンキュンしちゃいました。

この記事の著者

yuri 近影

yuri

2006年のF1日本GPを観に行ってから、どっぷりF1&ジェンソン・バトンにはまってしまったF1女子。F1が大好きですが、車の運転は下手(小林編集長お墨付き)、メカニズムも苦手、だけどドライバーの知識と愛だけは自信あり! もっと気軽にF1を楽しんでもらいたい、好きになってもらいたいという気持ちで執筆活動をしています。
趣味はバトンの追っかけと、F1海外観戦。現在は新米ママとして子育てに奮闘しながら、のんびり記事を更新中。あたたかーい目で見守っていただけると嬉しいです。
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