SS並の加速をする電動バイク・KYMCOから発表されたSUPERNEX。日本の区分では250扱い?

●エンジンより激しいSS?!

イタリア・ミラノで開催されたEICMA2018で電動バイク界にビックニュース! 何かとスクーターやレーシングマシンなど、普通のバイク好きにとってはイマイチ印象が薄い電動バイクですが、それは今回の発表で打ち砕かれました。激っ速電動SSの登場です!

こちらが今回発表された電動スーパースポーツ「SUPERNEX」。一見普通のスポーツバイクですが、中身は最新鋭の電動です!

デザインもかなり攻めてます。最近は電動、ってだけで青いライン入れたりしますが、SUPERNEXは未来感あるスタイルで表現しています。

リアビューからの迫力も強烈! SSのデザインはこうでなくちゃ!というポイントをしっかり押さえています。

●性能もかなり本気

SUPERNEXがSSと言える理由は今までの電動じゃありえないくらいの装備と性能オーリンズの倒立フォークOZのホイールブレンボキャリパーなど、豪華すぎるくらいのパーツが惜しみなく盛り込まれているんです。

そしてもう一つ凄いのは6速ミッション付きというところ。今までの電動は競技用や特殊なものじゃないとミッション無しでしたが、モーターのパワーバンドを最大限活用できるように搭載されたそうです。

100kmまで3秒

Super NEXはスタートから2.9秒で100km/hに到達、7.5秒で200km/h10.9秒で250km/hという半端じゃない速さ! これはエンジンのSS並み、物によってはそれ以上の数値です…。

しかもそのパワーをしっかりコントロールできるようにウイリー抑制やトラクションコントロール、4種のモード制御など、誰が乗っても激っ速仕様なんです。

日本の規制ではどうなる?

ぶっ飛んだ高性能の電動バイクですが、実は今の日本で登録しようとするとなんと軽二輪、つまり250ccと同クラスの区分になります…。ただ、ここまでハイパワーな電動バイクが出てきてしまった以上国も対応してくるはずなので今後なにか改定されるかもしれません。

他の国では馬力数で区分を決めたり、バイク全般全部一緒だったり、日本ほど問題が起こりそうな感じではありません。おそらく市販されるとすれば超高額なので誰でも買えるバイクではないと思いますが、この性能を持って250登録は明らかにヤバイですよね…。

万が一の場合でもコケる、どころの話じゃ済まなくなっちゃいますよ…。

販売予定などは発表されていないためまだ不明ですが、公道でも扱えるようにかなり現実味ある形で発表されたので期待していいんじゃないでしょうか。

日本ではいろいろと対応を求められますが、電動でこういうテイストのバイクがデカデカと出てきたのは嬉しいニュース! ガソリンを使わず燃費がいいとか、エコとかそういうイメージが強いのが電動バイクでしたが、SUPERNEXの登場によって世界の電動事情が変わってきそうな予感です!

(ライター:佐藤 快/Moto Be 20代にバイクのライフスタイルを提案するWEBマガジン

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