【レクサス・ES試乗】世界初のデジタルアウターミラーは自動拡大機能もあり。バージョンLが細やかな配慮にも注目

レクサスES300hの高級仕様・バージョンL(698万円)に試乗することができました。


このモデルには世界初採用のデジタルアウターミラーがオプション装着されています。

これは通常のドアミラーに代わり、Aピラー基部周辺にセットされた小型カメラで獲得した映像をリアルタイムで室内の5インチモニターに映すというものです。

実際に使用してみると、意外に違和感はほとんどなく、見やすいものでした。

またウインカーを入れると画角が自動的に広角に切り替わり、より広い範囲を見られるようになる機能(選択式)もついていました。通常画角から広角への移動もスムーズで見やすいものでした。

またこのバージョンLでは助手席シートバック内側に操作用リモコンが埋め込まれています。これで運転席や後部座席から助手席の角度や前後位置を調節することも可能です。

後部シート左右に備わるサンシェードについては、メイン・ウインドウを覆うのはもちろんのこと、ピラーで仕切られた後ろ側の小さな窓部分も専用のサンシェードでフォローするなどきめの細かい作りが印象的です。ホテル備品の1本ずつラッピングされてる綿棒、に通ずる丁寧さです。

実際に走行してみます。走りに特化したFスポーツが太い排気音を車内にも轟かせるのに対し、バージョンLは圧倒的に静かな車内をキープし続けます。

ただしエンジン出力に関してはFスポーツもこのバージョンLも同じで、エンジンの最高出力は178ps/5700rpm、最大トルクは22.5kgm/3600~5200rpm。モーターの最高出力は88ps、最大トルクは20.6kgmです。

エンジンとモーターによる大トルクで、1730kgと軽くはないボディをモリモリと加速させてくれました。

(写真・動画・文/ウナ丼)

この記事の著者

ウナ丼 近影

ウナ丼

動画取材&編集、ライターをしています。車歴はシティ・ターボIIに始まり初代パンダ、ビートやキャトルに2CVなど。全部すげえ中古で大変な目に遭いました。現在はBMWの1シリーズ(F20)。
知人からは無難と言われますが当人は「乗って楽しいのに壊れないなんて!」と感嘆の日々。『STRUT/エンスーCARガイド』という名前の書籍出版社代表もしています。最近の刊行はサンバーやジムニー、S660関連など。
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