BMWの新型「3シリーズ セダン」の派生モデルとなる「3シリーズ ツーリング」に、ハードコアモデルの「M3ツーリング」が初設定される可能性があることがわかりました。
欧州Dセグメントのハードコアモデルと言えば、メルセデス「AMG C63 ステーションワゴン」やアウディ「RS4 アバント」などが存在しますが、これまでBMW「3シリーズ ツーリングワゴン」には設定されていませんでした。
過去に2000年製「M3ツーリングワゴン」が、社内向けの研究開発を目的に試作車として制作されましたが市販には至りませんでした。
ベースとなるのは最新の3シリーズ(G20型)となります。専用の前後バンパーやエアロパーツ、リアディフューザー、クワッドエキゾーストパイプを装着し、「M」社がチューニングを手がけます。
同ブランドは、現在3シリーズ新型をベースとする「M3セダン」を開発中ですが、パワーユニットは共有します。新開発の3リットル直列6気筒ツインターボ「S58型」エンジンを搭載。「M5」同様に4WDシステム「xDrive」を採用し、最高出力は新型「M340i」の374ps、現行M3の431psを凌ぐ450ps以上を発揮します。
さらに「M5」にもオプション設定される「コンプリートパッケージ」をセレクトすれば、最高出力は500ps程度まで向上すると予想されており、ライバルとなる「AMG C63 ステーションワゴン」の476ps、「RS 4アバント」の450psを超えるクラス最強ワゴンの誕生となります。
M3セダンのワールドプレミアは、2019年のフランクフルトモーターショーと予想されていますが、ステーションワゴンが実現するならば、2020年以降が予想されます。
(APOLLO)