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雨降る住宅街の十字路で起きた小さな出来事だが…
雨の降る住宅街。クルマは周りに注意を払いながら徐行しています。先の十字路はクルマ側が優先、交差する側は一時停止指示「止まれ」があります。十字路をクルマが通過しようとした、その時!
自転車は傘を差し止まれを無視!
なんとビックリ! 自転車が飛び出してきました!! 一時停止を無視しノーブレーキで通過、左右確認もなくクルマを見てもいません。しかも、禁止されている傘差しをしながら。が、結果、クルマはすぐに止まれる徐行中だったために、何事もなく通過出来ました。
この動画、YouTubeチャンネル 「クルマで遊ぼう! Sports Driving LABO.」を主宰する、安全に楽しめるスポーツドライビング布教活動宣教師の大井貴之さんが公開した、ドレイブレコーダーが記録した冷や汗動画です。
このパターンにヒヤッとした方って結構、多いのではないでしょうか? 私は、あります。歩いていて見かけたことだって何度もあります。世の中、クルマと人間は交通ルールを守っても、自転車は無法状態が多いと感じます。信号無視、走行帯無視、飛び出し、暴走・・・。ってことは日本中、いたるところでこのようなヒヤリハット(※事故になる可能性のあった出来事の「発見」)が起こっているのでしょうね。危ないアブナイ!
見通しの悪い交差点でやるべき「徐行」とは?
このようなヒヤリハットを防止するよう、警視庁では住宅街の狭い道を「ゾーン30」として指定している地域もあります。この「ゾーン30」を警視庁のサイトから引用すると・・・。
「生活道路における歩行者や自転車の安全な通行を確保することを目的とした交通安全対策の一つです。区域(ゾーン)を定めて時速30km/hの速度規制を実施するとともに、その他の安全対策を必要に応じて組み合わせ、ゾーン内におけるクルマの走行速度や通り抜けを抑制します」とあります。
しかし、警視庁の指定がなくても、動画のような見通しの悪い十字路が多い区域は、自己的に「ゾーン30」を頭において運転したほうがいいように思います。
とは言え、ゾーン30は「30km/hで走れば安全」という意味ではありません。実際、この動画でも30km/hで通過していたら自転車にぶつかっていたかもしれません。すぐに止まれる徐行だったから大事に至らなかったのですね。
「徐行=○km/h」という決まりはない!
ちなみに、「徐行=○km/h!」という決まりはないんですよ。すぐに停止できる速度が徐行なんです。
さぁ、アナタはこんな動画の状況にであったら・・・どう考えますか?
(永光 やすの)