最近スマートフォンをカーナビ代わりにするという人も少なくありませんね。確かに行先を検索して、その流れで経路を表示させることもできます。あの手軽さは慣れるとカーナビより便利かも、と思う瞬間ありますよね。
そんな流れもあって、輸入車などではApple CarPlayやAndroid Autoがついていて、自分のスマートフォンを表示させてナビにしましょう、というスタンスのモデルも少なくありません。
それではカーナビには見るべきところ、評価に値する点はないのでしょうか。そんなことは無いように感じます。
例えば「自宅に帰る」をワンタッチで表示させるとか。自宅は最初のアカウント設定の際のデータが連携されていて、グーグルなどでもすぐ出てきますが、よく行く場所の履歴からの検索などは、まだまだカーナビの方が便利と言えるかもしれませんね。専用機ですので当然といえば当然なのですが。
先日、横浜市のTEZZO BASE(テッツォ・ベース)にお邪魔したところ、アルファロメオ用に特に用意したオリジナルのナビゲーションキットを見せていただきました。
最近続々と話題のニューモデルを市場に投入しているアルファロメオ。横浜市のTEZZO BASE(テッツォ・ベース)ではアルファロメオのジュリア用のカーナビキットを発売して、ユーザーから注目を集めているというのです。
ジュリア、ステルヴィオといえば、絶妙な価格ではあるものの、クラスとしてはかなりアッパークラスのモデルです。しかし、ここへきて日本に導入されるそれらのモデル、純正モニターは装備されているものの、純正カーナビの設定がないのです。もちろん、理由は、冒頭で紹介したようなことです。
けれども実際には、購入するときにディーラーで実車を見てクルマは気に入ったものの、ナビが付かないことで購入をやめた人も少なくないというのです。その場その場で最適な使い方を駆使する。比較的若年層は器用にしますが、年齢層の高いユーザーはそれほど駆使しない人も少なくありません。駆使していたとしても、そもそもクルマにはナビがついているべきだという発想のユーザーが多いそうなのです。
ポータブルナビを付けたとしても、純正モニターがレイアウトされており、外付け感を拭い去ることができません。せっかくの美しいインテリアデザインを損なってしまう。
そこでテッツォ・ベースでは、近年飛躍的に性能の向上したポータブルナビゲーションをベースに、モニターやスイッチ類を干渉しない位置・角度で取り付けが可能なキットをセットで企画開発し、販売しているというのです。
エクステリアのみならずインテリアにもこだわりがちりばめられたアルファロメオのデザイン。そこにもフィットさせるように、ポータブルナビのモニター部分もそのままではなく、本物のアルミフレームにホワイトシルバーのアルマイト加工を施したこだわりの専用仕様に仕立てられています。それでナビのモニターをつけることでハザードランプのスイッチが干渉してしまうので、モニターのふちにハザードのスイッチが移設されていました。かなり芸が細かくて驚かされました。
すでに取り付けたユーザーからは「やはりカーナビがあると便利」「外付け感が少ない」「取り付けのクオリティもなかなか満足」など評価も上々のようです。
すでに発売されたジュリア用に加え、ステルヴィオ用もリリース。配線がむき出しにならないよう、中から電源を取ることも含めてキット化。あくまでもテッツォ・ベースの顧客のためだけに開発されたものではなく、ディーラーでもチョイスすることができるそうです。
仕上がりや収まりの良さでも単純な後付けのカーナビゲーションというレベルとは一線を画したものになっているのが、最大のセールスポイントのようです。
アルファロメオユーザーやこれから乗り換えを検討しているユーザーは必見のアイテムと言えそうですね。
(中込健太郎)
【関連リンク】
TEZZO BASE WEB SITE
http://www.tezzobase.jp/
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