欧州マイクロカーを生産する「スマート」が、2026年にも全モデル生産終了となる可能性があると、米「Automobile Magazine」が報じました。
1994年に時計ブランド「スウォッチ」とダイムラー・ベンツが合併会社「MCC」(Micro Car Corporation)を創設。「スウォッチ」の「S」と、メルセデスベンツの「M」「芸術」(Art)を組み合わせて「スマート」が誕生しました。
1998年には、オリジナルモデル「シティクーペ」(後継モデルがフォーツークーペ)を発売しています。
報道によると、スマート「フォーフォー」とプラットフォームを共有する兄弟モデル「トゥインゴ」を持つルノーですが、「トゥインゴ」次期型以降、スマートとの関係を継続する意思がないようです。そのルノーと協力関係にあるのが、ダイムラーです。
スマートが自動車事業から消滅した場合、メルセデスベンツには2つの選択肢があります。一つはセグメントを完全に放棄。もう一つはメルセデス・ブランドから後継モデルをリリースし、BMW・MINIやアウディ『A1』と戦っていくか、です。
同誌の調べでは8年から10年後、早ければ2026年にもスマートブランドが消滅する可能性があるとしています。仮にベイビーメルセデスが始動すれば、「MX1」プラットフォームにより、EV、プラグインハイブリッドなど、電動モデルに特化したブランドになると予想しています。
(APOLLO)